今日はポーズについて。
ヴィラバトラアーサナ1(戦士のポーズ1)っていうポーズはご存じでしょうか?
こういうやつです。
今日はこのポーズの後ろ側の足に注目です。(画像では右足)
これに似たポーズで、後ろの足の踵を上げてつま先を正面に向けるやつもあるんですけど、そっちの方が腿の付け根をストレッチするには良いかもしれません。
でも画像のような形の戦士のポーズの方が圧倒的にメジャーです。
これはストレッチ目的というよりも、力強く地面を押すことができるポーズだからかも。
画像のような形で足をつくと、つま先が外なので股関節も自然に外に向きます。
この股関節外旋(こかんせつがいせん)という位置が踏ん張るのに強いみたいなんですよね。
考えてみたらものすごく重い扉を押す時、こういう足の踏ん張り方になる気がするし、お相撲さんの構えってつま先と股関節が外向きです。
その強く前に押せる体勢を後ろ足で作り、前の足はブレーキとして踏ん張るのがヴィラバトラアーサナ1の形ですね。
このポーズはよく「マットを縦に引き裂くように踏ん張ります」とかヨガのレッスンでは言われるんですが、その力の源は後ろ足であり、外旋した股関節というわけです。
何を今さら言ってんの?っていう話ではあるんですが、「あ、そっか〜」って思ったんですよね。
・股関節が外向きの方が強く踏ん張れる
・ヨガのポーズは地面を強く捉えることが重要
・ヴィラバトラ1は後ろ足と前足で体を強く支える
それぞれの事はわかっていたけど、改めて繋げて考えたらなるほどな〜なんですよね。
なんとなく習ったからやっていた事でも、よーく考えたら色んな理由がある。
それは当然なんだけど、あたり前になるほど慣れ親しんだことに関しては、考える機会が減ってしまったりしますよね。
ポーズの一つ一つにも、意味がある。
体的な意味とは限らないから、何か宗教的な意味だったり、歴史が生んだ偶然だったり、色んな事があるんでしょうね。
色んな角度から学んでいければ面白そうだなって思いました。
No.1302