持久力の才能は1000分の1

前に書いた記事で、陸上競技の高跳びのことを書いたんですが、

高跳び競技においては、身長の高さとアキレス腱の長さが結構重要だという話をしました。
身長は普通に考えて高いバーを越えるのに有利だし、アキレス腱の長さはジャンプ力に影響するんですよね。

そういった競技に合った体の特徴って色々ありますが、今日は持久力に関わる体の特徴についてです。

【最大酸素摂取量】
マラソンとかのような長時間激しい運動を続けるスポーツの場合、酸素をたくさん使用します。
その酸素を取り込む能力が高ければ、持続的にハイパフォーマンスが出せるわけですね。
最大酸素摂取量はその能力を評価するときに用いられる指標です。

一般的なジムにある自転車のマシンとかでも測れたりしますので、やったことある人もいるかもですね。

そしてこの最大酸素摂取量に関しては、生まれつき高い能力を持った遺伝子と、トレーニングで能力が上昇しやすい遺伝子が存在する様です。

【持久力の天才は1000人に1人】
普段トレーニングをしていない人を集めて、最大酸素摂取量を測定した研究があるんですが、当然大きなバラつきがあり、何もしてないのに持久力が高い人がいるんですよね。
20人に1人は明らかに高い最大酸素摂取量を示したようです。

更に、最初の測定の後にしばらくトレーニングを受けてもらって、再度測定という調査も行った結果、
全然上昇しない人もいるし、大幅に上昇した人もいました。
その大幅に上昇する人達は50人に1人くらいの割合でした。

つまり、「生まれつき持久力が高い×トレーニングで大幅に上昇する」という天才的な素質を持った人は1000人に1人くらいなんじゃないかという予測が立ちます。

もちろんマラソンなら走る技術なども必要なように、最大酸素摂取量だけで何かに勝てるわけじゃないですが、きっと有利にはなりますよね。

誰でも鍛えれば変化するとは思うけど、これにはかなり才能が絡むようですね。

どんな体に生まれても諦める必要はないけど、うまくいかないのが努力不足とは限らない、って事は知っておく方がいいかも。

 

No.1275

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