3つの重心

今日は重心について。

 

重心は重さの中心ということで、大体物の真ん中くらいに位置します。

球体であるボールとかなら見たまんまのど真ん中にくるはず。

 

それが複雑な形になったり、中身の成分がいろいろだったりすると重心位置を見極めるのは難しくなります。

人間はどうかと言うと、まさに複雑な形をしていて中身もいろいろです。

 

重心を捉えて操作するのが直感的には少し難しいってことになりますよね。

 

そこで知識として知っておくとイメージがしやすいと思うんですが、知っておいた方がいい重心が三つあります。

それが、

全体の重心、上半身の重心、下半身の重心。

 

まず位置としては、

全体の重心はヘソの少し下あたり、上半身の重心は心臓と鳩尾の間、下半身の重心は腿の真ん中から少し上あたり。

 

それぞれ使い道によって意識をする必要があります。

 

まず全体の重心は、静止する時と相手を動かすときに重要です。

ヨガのポーズのように、変わった形で止まる時って、全体重心を意識して止めるようにするとやりやすいと思いますし、

柔道のようなコンタクトスポーツでは、相手の重心を捉えて動かすことが重要です。

端っこを押すよりも真ん中を押したほうが動かしやすいですからね。

 

そして上半身中心は、足を使った移動の際に重要です。

例えば歩いたり走ったりする時には、下半身が上半身を運ぶ形になりますので、上半身重心を運ぶように意識するとやりやすいです。

100m走のスタートがかなり前屈みになるのも、バイクのコーナリングが横に大きく倒れるのも、上半身重心を進行方向に押すと言う点で理にかなってますよね。

 

最後に下半身重心ですが、こちらは逆転の動作、逆立ちとかで重要です。

上半身が下半身を運ぶような動作では、走るのとは逆で、下半身重心を意識するのがいいと思います。

 

と言うことで、動作によって三つの重心を使い分けれると、動くのがかなり楽になるし、パフォーマンスも上がるかと思います。

 

最近の記事

PAGE TOP