【ヨガ哲学】ヤマ→アヒムサ→物理的じゃない攻撃

ヨガのゴールは心のコントロール。

そのためには8つのステップがある。

その1つ目は日常でやってはいけないこと5個。

やってはいけないこと5個の最初の1つがアヒムサ(傷つけない)。

という流れで解説しているところです。

 

前回は人も動物も殺しちゃダメだよ。

だからお肉を食べるのも良くはないんだよね〜

でも食べないのは大変だからせめて感謝しようね。

っていう話でした。

 

今回はその続き。

 

【アヒムサの対象は物理的な攻撃に限らない】

殺さないというのはもちろん大切で、無意味に生き物を殺したり、人を殺してしまうことは避けないといけませんが、今の時代はなかなか物理的に痛めつけることはないんじゃないかな。

もちろん競技として格闘技をやってるとかの場合はいいと思いますけどね。

相手も合意だし。

 

で、日常的にはどんなアヒムサがあるかというと、

・言葉

・態度

・表情

なんかで相手を傷つけることが可能なんじゃないかと思います。

言葉はわかりやすいですね。

 

ストレートに「あなたの顔が嫌いです」というような言い方で攻撃することもできるし、

「良くこんな失敗ができるね〜、私には無理だな〜」という風にちょっと頭を使って皮肉を言うこともできます。

どちらにしても、結構直接的な攻撃ですよね。

ダメージは大きい可能性がありますが、堂々と言うのであれば潔い気もしてしまいますw

 

そして言葉でなくても、態度や表情で相手を否定することって可能ですよね。

なかなか高度な機能ですが、ストレートに睨むことで傷つけることできるし、無表情でも、場合によっては笑うことで相手を傷つけることができますよね。

態度の場合も、無視するとか、相手との距離感や向きなど、色んな方法があります。

 

【能力としては素晴らしいと思う】

こういう言葉、表情、態度のチョイスって、ある意味表現力ですよね。

いかに相手に嫌な思いをさせるのかっていうことを、自分のスキルで体現するわけなので、物理的な暴力を使わずに相手を傷つけられる人というのは能力が高いと思います。(物理的に攻撃できるのもある意味スキルかw)

小さい頃とか、若いうちっていうのは、こういう色んな攻撃方法を学んで、後で平和的に使うっていうのもいいかもしれませんね。(取り返しのつかないケースもあるので、限度はあるけど)

というか、最初から相手を全く傷つけないで生きるって、結構難しいなって思います。

やりすぎない方がいいけど、だんだん学ぶものなのかなって。

 

【最近だと文章でも攻撃しやすい】

最近だとTwitterとかYouTubeとか、色んな媒体で相手を攻撃する人もいますよね。

主に文章での攻撃になると思いますが、これもまぁ大人ならやめときたいところですw

でもあんまり文章力がないと、相手も傷つかないので、ちゃんと攻撃できる人はある程度文章力があるんでしょうね。

その能力を平和的に使いたいところです。

「おれ、おもう、おまえ、ばか」とか書かれても、面白いだけですもんねw

 

 

ということで、相手を傷つけないというのがアヒムサの本質かと思うんですが、それプラス「自分も傷つけない」という話があるので、そっちの話をまた次回。

 

No.1126

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