選択肢の広さ

先日、フィットネス業界の先輩に話を聞く機会があったので、仕事仲間のみんなと色々と聞いて勉強になってました。

友人が時々開催してくれている「一流に学ぶ」という会で、今回も一流の方に話が聞けて面白かったですね。

 

毎回最初に聞く質問に、『レッスンにおいてのこだわりやコンセプトはなんですか?』というのがあります。

意外とみんな違って、これも面白いんですよね。

 

今回の方はエアロビクスをメインにやっていて、「9割の人が動けるようにする」というのを大事にしていると聞きました。

エアロビクスって、かなり難しいものもあって、中級以上になってくると初心者では迷子になるようなイメージですが、慣れている人でも新しい動きは結構難しいようです。

そんな中、レベル設定に合わせた難易度のクラスを展開して、9割の人ができるようにする。

これはなかなか大変かもですね。

 

レベル設定があった上で多くの人ができるようにするというのは、インストラクターの技量であり、選択肢の広さです。

どうやったら伝わりやすいのかという点ではスキルが問われるし、人に合わせて伝え方を変えるには選択肢の広さが必要です。

 

伝え方の選択肢って、積極的に学ばないと得られなくて、

自分が今までできるようになってきた経緯の中には一つの選択肢しかないわけですよね。

その方法で伝わらないのであれば別の方法を模索する。

自分とは違うタイプの人に伝わる方法を考える。

 

ダンスにおいても、教えるにはもそういう能力が必要なわけですが、これが難しいな〜といつも思います。

自分に合う方法で自分はできるようになったけど、そうじゃないアプローチを考えるというのは、教えるまでしてませんでしたからね。

でもそれができると今まで以上に理解が深まって、結局プラスにはなります。

一回のレッスンでなるべく伝わり切るように、色々試行錯誤していきたいですね。

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