今日は最近凝ってる重心についてです。
人間の重心は、心臓の位置と太ももの中間を結んだ線くらいにあるという話を以前にしましたが、その重心点を意識する上で、2種類の動作に応用できるといいな〜ということで最近考えています。
一つは並進運動で、真っ直ぐ1方向に進む動作です。
もう一つは回転運動で、重心点を軸に体を回転させる運動。
これはボールでイメージすると結構わかりやすいと思っていて、サッカーやバレーでよく使われる無回転のシュートやサーブは並進運動になるのかな。
重心点を的確に捉えて回転させない運動です。
それ以外のパターンだと基本的にボールは回転しますが、重心点からどちらにずれるかで回転方向が変わりますよね。
右を押せば左に回るし、下を押せば上に回る。
そして重心点から近い点を打てば、弱い回転かつ強く進むけど、重心点から離れた点を打てば、強い回転であまり進まない。
ゴルフのバックスピンとかって結構重心点をはずした打ち方な気がしますね。
体を使ったアクロバットでもこれは使われていて、その場で回るバク宙とかは回転強め、移動を大きくするバク転などは並進強めです。
自分の体を操作する上で、並進的な動きなのか、回転的な動きなのか、やりたい動作に対して重心操作を使い分けれると良いですよね。
移動を伴う並進的な運動であれば、重心ごと移動するイメージが大きく、
その場で動作する回転的な運動であれば、重心のから離れた位置がよく動く。
動きながら考えるのは難しいですが、一度癖つけてしまえば自然にできると思うので、動作習得の段階でしっかり考えてみるのも良いですね。