柔軟は重力と、可動は抗重力で

前回柔軟性と可動性についての話をしました。

 

競技に必要な可動性を獲得するのが大事で、柔軟性を高めるのはそのちょっと先程度でいいだろうって話ですね。

 

今日は柔軟性向上と可動性向上、それぞれどうすればいいのかってお話です。

 

まず柔軟性は体が外力でどのくらい大きく動かせるかということになります。

人に押してもらった開脚ストレッチとかで、自分の柔軟性最大値がわかりますね。

この時自分はリラックスしていて、抵抗しないことが大事です。

 

つまりリラックスと外力が大事。

 

これはまず、伸ばしたい関節によってリラックスできる体勢が違うので、そこを意識するのが大事ですね。

寝転がって人に伸ばしてもらうならあまり工夫しなくていいんですが、一人でやる時は色々と体勢が変わります。

 

例えば腿の前を伸ばす時って、一人の場合は正座から後ろに倒れたような形が使いやすいです。

仰向けでリラックスができて、自分の体が重力で押されるので。

 

他にもゴムチューブの張力を使った肩のストレッチや、てこの原理を使った腕のストレッチなど、うまく外力を使う方法が必要ですね。

 

こういうのは基本的に動かしたい方向を補助するように力を使うということですね。

 

逆に可動性の場合は重力をはじめとした外力に抵抗をします。

開脚したいのであれば、開脚を閉じようと働く力を作り、それに抵抗するということですね。

 

前屈で言えば、座った状態で体を前に倒すんじゃなくて、足を上に上げてくる感じ。

基本的にストレッチというよりはトレーニングです。

抵抗をかけた状態で可動域限界まで動かす。

受動的なストレッチでいける角度に対して何%の範囲まで自力でいけるか、これを指標に頑張るといいですね。

 

競技で必要な可動範囲を知る、

そこまで柔軟性を高める、

柔軟性を高めるにはリラックスと外力補助、

柔軟性に近づく可動性を獲得する、

可動性を高めるには外力へ抵抗する。

こんな流れでやってもらえると、競技力が高まるかな。

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