不満から生まれるストリート文化

前回ファッションの歴史について調べていたんですが、ストリートファッションが生まれるのって基本的にアウトローというか、不良っぽい人たちからです。

ストリートダンスもそうだし、音楽もそういう傾向がありますよね。

モードファッション、バレエ、クラシック音楽のようにきちんとしたイメージのものに対して、

ちょっと荒々しい文化です。

 

考えてみたら、そういう新しくて面白い文化が現れては消えていくっていうストリートの世界は、基本的に不満からなり立てるのかなって思います。

もし現状に満足できていればそのまま今の文化を受け継いで行って、進歩はしても進化はしにくいと思います。

「これじゃ嫌だ」って思う気持ちが強いからこそ、現状を変えるわけですよね。

 

そういうことが起きるのは貧困や差別が大きな原動力になっていたと思います。

貧困や差別が減るのはいい事なので、今は良くなってきたと思いますが、大きな変化って減ってくるかもしれませんよね。

ストリート文化ど真ん中のブレイクダンスも、だんだん競技化、教育化してきておとなしくなってきましたね。

 

昔はなんか雑だけど変な人がたくさんいて、危ない人も多かった。

今は上手い人が圧倒的に増えて、基本いい人で、なんか踊りも似てきました。

「人の言うことなんか聞くな」って感じの文化だったのが、「先生の言ったことをしっかりやりましょう」になってきている。

もはやストリートダンスではなくなって、次の段階に進んだのかもしれません。

競技のブレイクダンスも面白いけど、ストリートダンスもやりたいって思っちゃいますよね。

そしてそのためには新しいスタイルが必要なのかも。

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