昨日、ジャズの歴史について少し書いたんですが、
ジャズはヨーロッパの楽器を使い、アフリカのリズムが使われているという側面があります。
音楽のことはまだ詳しくないので、具体的には説明できないんですが、ヨーロッパの音楽理論に当てはまる部分とそうじゃない部分があって、今までのヨーロッパ系文化にはない音楽になったわけですね。
対してヨーロッパ系の人たちがアメリカで演奏したり聞いていたのがカントリーです。
ヴァイオリンとかの弦楽器を中心にした音楽で、聴くとジャンルの特徴がはっきりわかる感じです。
ヨーロッパ系とアフリカ系ではっきり別れていた音楽のジャンルがまた融合する場面が出てきます。
それがロックンロール。
アフリカのリズムを活かしたR&Bとヨーロッパ系の弦楽器を使ったカントリーの融合。
そんな経緯で生まれたロックンロールは、エルビスプレスリーさんが大きく広めることになります。
ヨーロッパ系のエルビスさんは、当時まだ差別意識が大きかったアメリカで、アフリカ系のリズムを使ったヨーロッパ系アメリカ人という変わったポジションを取ります。
アフリカ音楽はアフリカ系の人が聞くし、ヨーロッパ音楽はヨーロッパ系の人が聞いていた当時のアメリカで、アフリカ系音楽をヨーロッパ系アメリカ人に聞かせたということ。
この人がきっかけとなって新しいロックンロールが大流行するという流れ。
いいものだということはわかってても人種の壁がなかなか越えられなかった世間を変えたって感じかな。
エルビスさん、名前はもちろん聞いたことあるけど、どんな人なのかもどんな曲を演奏してたのかもよく知りませんでした。
でも大きく音楽の歴史を動かした人なのかもしれませんね。