ドラム、リズム、起源

今日はダンスにつながる音楽の歴史ということで、ドラムの起源に関する動画を見てました。

 

リズムって、一定のペースで音が連続的に続くことだと思いますが、これは大勢の人の動きを統率するために使われたのが最初と考えられます。

今でも、掛け声でイチ、ニ、サン、シ、という風にリズムを作って体操や行進をすることもあるし、カヌーとかのボートを漕ぐ時にも掛け声でリズムを作って合わせるという光景があったりします。

 

複数人が同じように同じタイミングで行動するという場合に、リズムは便利な道具ということですね。

 

大勢が息を合わせて行動する、その最たる例が戦争です。

昔は軍隊を進ませる時は隊列を崩さないように行進し、攻撃の際も列ごとに合わせたりと、所々でリズムが必要になるんですよね。

そのリズムを作る時、最初は声とか足音とかだったかもしれませんが、軍隊にも音楽隊が設けられるようになります。

戦争におけるリズム隊ですね。

 

太鼓やラッパで演奏しているイメージがありますが、あれはテンションを上げるっていう目的もあると思いますが、リズムを作り出すという点でも必要だったみたい。

 

戦争における音楽はかなり昔から使われていたようですが、アメリカの南北戦争ごろでもまだ使われていたようで、その名残がマーチングバンドに繋がったといいます。

 

マーチングバンドは一人一つ太鼓やラッパを持って、移動しながら演奏するチームですが、

それが室内での演奏をする機会も出てきて、その場合は移動もなくなります。

ジャズが出てきた時期ですね。

たくさんの人がそれぞれ演奏していた太鼓を床に置いて演奏できるように。

床に置いて扱うなら一人で複数のものを使うこともできるということでドラムス、ドラムセットになったと聞きました。

 

当初のジャズはダンスホールで演奏することが多かったので、踊りやすいようにドラムでリズムを作る。

その後のモダンジャズではドラムはリズムキープというより自由な演奏に変わっていったそうですが、ジャズではないダンスミュージックにはドラムのリズムが受け継がれていきます。

 

今の音楽がドラムでリズムを作っていて、体を動かしたくなるような音楽はそれが際立っているのは、こういう背景なんですね。

 

そもそも人を動かすために使われていた、のちに踊りやすいような音楽に応用された。

だから打楽器のリズムは体が動かしたくなる。

ドラムビートを感じて開放的に踊りたいですね。

 

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