ストリートダンスではリズムを取る時に体を上下させることが多いです。
上下の下でカウントを取るのがダウンで、上でカウントを取るのがアップ。
ヒップホップなどを習う場合に、最初に教えられるものの一つです。
でもリズムを取るには体の上下運動じゃなくてもいいですよね。
実際ブレイキンではそこまで重視されないし、ストリートダンス以外ではあまりみられない方法です。
なんとなく基本の方法ということで疑問を持たずにきたんですが、なんでこういうリズム取りなのかなって最近思いました。
そして思ったのは、
「上下に弾むリズム、これってジャンプが元なんじゃないだろうか。」という発想。
あんまりよく見たことないけど、アフリカの部族の方はジャンプして音楽に乗ってるイメージがあります。
そしてストリートダンスはアフリカ系アメリカ人の人たちが作っていった文化なので、ルーツを辿ればジャンプして踊ってた人たちかも。
ジャンプでリズムを取る場合、速い曲なら心地いいですが、遅い曲だとやりにくいですよね。
ヒップホップとかは特に遅い曲も多いので、もしジャンプでリズムを取ろうとするなら、飛ばないジャンプ、今使われているアップダウンが合うのかも。
そしてジャンプを元に考えてみると、上下の仕方もイメージがつきます。
ジャンプの着地のように程よいクッションで体を縮める。
ゆっくりやるならより柔らかく、速い曲に合わせるなら弾くように。
ヒップホップよりも速い曲が多いハウスとはよりジャンプに近い感じしますしね。
今使われているダンスの動きも、元々は何かもっとシンプルな動作があって、それをかっこよくしていったものが多いです。
これ、どうやって生まれたのかなーって考えてみるのも案外上達に繋がるかもしれませんね。