今日はいつもとちょっと違った角度からダンスの歴史を見ます。
僕の仕事でZUMBAっていうフィットネスプログラムがあるんですが、これはラテンミュージックを使って踊るエクササイズです。
その中でもサルサっていうジャンルが人気もあるし、長く広く使われています。
そんなサルサはHIPHOP文化にも絡みがあって、ブレイキンの代表的なステップに「サルサロック」というものがあるし、
「ブルックリンロック」というHIPHOPのダンスジャンルができた時は、元々サルサを踊っていた人たちも関わっていたそう。
今となってはHIPHOPもサルサも昔からあるものですが、僕のイメージではサルサの方がはるかに歴史が長くて、土台のしっかりした文化なのかと思っていました。
ただ、実はサルサの音楽ができたのは1960年代だって聞きます。
HIPHOPが定義づけられたのは1973年からということなので、意外と近い時代なんですよね。
しかも「この時からHIPHOPが生まれた」っていうのは後から決めた日付なので、もっと前からHIPHOPに関連した活動は行われていたと思います。
当時の若者にとって、最新の音楽であるサルサは流行っていたとしても不思議はなく、サルサを聴いたりしながらHIPHOP文化が作られていったんでしょうね。
そしてサルサって確かにラテン系の音楽なので、南米っぽいイメージがあるんですが、生まれたのはニューヨークらしい。(この辺はもうちょっとちゃんと調べないとだけど)
むかーし、アメリカ大陸が見つかった時とかに、同じようにプエルトリコやキューバも発見されます。
そこの先住民をスペインの人が殺したり疫病をうつしてしまったのでいなくなり、アフリカから奴隷を連れてきます。
アフリカの文化である音楽とスペインの音楽が合わさってラテンミュージックができていき、その後今度はアメリカがその地を支配。
プエルトリコ人がニューヨークに移住することも増え、ラテンミュージックに、ソウル、ジャズ、ロックなどが合わさっていきます。
それがサルサなんだってね。
南米に広まったのはその後。
アメリカ生まれで1960年ごろにできた音楽、意外だったな。
ちなみにこの移住してきたプエルトリコの人たちが、ブレイクダンスの回る技であるパワームーブを作ったと言われています。
サルサもパワームーブも作ったと、ZUMBAもブレイキンも根底から関わっていると。
僕は一度プエルトリコに行ってお礼言ったほうがいいね。