戦いのダンス

今日は意外と知らなかったブレイクダンスの起源の話です。

今まで、関連したことは書いてきましたよね。

例えば、1973年からHIPHOPという文化が生まれたということになっていて、ブレイクダンスはその中の一つの要素である、とか

元々はギャング同士の抗争が多く、命を落とす人が後をたたないのでダンスで勝負するようになった、とか

音楽の間奏部分、ブレイクで踊ることが多かったからブレイキンという名前だとか

 

でもブレイキンっていう名前になった頃の話やHIPHOPというカテゴリーになった時の話はよく聞く反面、それ以前はどうだったのかってあんまり知りませんでした。

ギャングの抗争から生まれたってのはブレイキンって名前がつく前の話だけど、詳しくは聞いてなかったんですよね。

 

そんなブレイキンの前のブレイキン、呼び名がちゃんとあったようです。

 

その名も「War Dance」

戦争の踊り、ですね。

まさに人が死んでいくような抗争の最中、戦いをダンスで行ったわけだから、War  Danceっていうのも納得です。

 

今のブレイキンでもみんなで輪を作って、一人一人が真ん中で踊るというのが基本スタイルですが、昔もこういう形はしていたそう。

そして相手が倒れるまで続ける。

元々銃や刃物での戦いだったわけだから、ダンスになった途端にクリーンにはなりませんよね。

今とは比較にならないほど攻撃的だったと思うし、技というよりは魂って感じだったんでしょうね。

 

あと、音楽も最初はないことが多く、地面を叩いたりしてビートを作っていたらしいです。

ラジカセを拾ってきてかけるとか、DJがレコードをかけるなんてのはずいぶん進んでからだとか。

ダンスは音楽ありきだというのはわかりますが、ブレイキンのルーツで考えれば音楽というよりもビート。

その後歌のない部分、間奏が使われるようになったのも関係あるかもしれませんね。

 

ということで、個人的にちょっと新しい情報でした。

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