今日もHIPHOPを中心にダンスの歴史を調べていたんですが、
ブレイキンと同じようなストリートダンスの一つに、Lockダンスがあります。
これもHIPHOPが生まれた時期と発祥が近いので、オールドスクールと言って一括りにされたりします。
オールドスクールと言えば、ポップ、ロック、ブレイクの三つを指すことが多いかと。
逆にそれよりも新しいヒップホップとハウスがニュースクールって習ったことあるかな。
この辺は何となく使ってる言葉だから、また調べてみようとは思いますが。
3つのオールドスクールのうち、ブレイキンは明確に誰が作ったかわからないジャンルですが、
ポップとロックには創始者がいるとされています。
ロックの場合は「ドン・キャンベル」が作ったと。
Lockは鍵をかけるという意味を表していて、踊りながらピタッと止まる動作が多いダンスです。
このダンスが生まれた経緯としては、まだはっきり理解してませんが、
・ファンキーチキンがうまく出来なくて生まれた(ファンキーチキンは当時流行った踊りでロックダンスの基礎になる動きと似ている)
・ダンスの動きがわからなくてところどころ止まってしまった
など、キャンベルさんが何かしら失敗したところから生まれたってことらしいです。
面白いスタイルが生まれて、ダンスコンテストで優勝して、テレビ番組で有名になる。
まぁこんな流れがあったようで、だんだん世界に広がっていきました。
そんなロックダンスを作ったキャンベルさんのインタビュー動画があって、なんかいい事言ってたんですよね。
「ロックでは基礎を一通り学んだらあとは全部自由」
「その人自身になるということにおいては、誰もあなたに勝てない」
「誰かの真似では、その人に勝てない」
「他人から学んだことを最大限活かして、自分になる」
やろうとしたことが出来なくて、新しいものが生み出せたというキャンベルさんだから、深みのある言葉になりますよね。
ブレイキンも基本的は同じ考えで、習った範囲で踊るとか、誰かの真似をするというのは途中段階です。
それも楽しいけど、自分を作っていくことがもっと楽しい。
レッスンが当たり前になってきたこの時代だからこそ、教える、教わる以外のことも大事にしないとな〜って思いました。