富裕層はキレイな踊り、貧困層は強い踊り

3月になりましたね。

今月からある程度テーマを決めてブログを書こうかと思ったんですが、まず一つはダンスの歴史について。

個人的には知りたいな〜と思いつつも、結構大変だから後回しにしていた分野です。

ちょいちょい調べたりしてたけど、しっかり知ろうってなると膨大ですもんね。

でもこの機会に少しずつ知っていこうかなって思います。

 

HIPHOPの成り立ちについては今までも書いてきましたが、ニューヨークのブロンクス地区で生まれた文化です。

 

ニューヨークは当時から大都会なので、富裕層の集まる地域と貧困層の集まる地域がそれぞれありました。

いわゆる観光地っぽいイメージのマンハッタンは富裕層の多い地域で、ハズレの方にあるブロンクスは貧困層が集まる地域です。

当時若者たちが遊びに行くとなると、マンハッタンのクラブは人気だったそうですが、富裕層の遊び場という感じだったので、お金がないとなかなか行けないという場所だったようです。

 

そこでブロンクスで行われるパーティに貧困層の若者が集まるようになって、HIPHOP文化が形成されていったと。

富裕層、貧困層と言いましたが、当時の時代でいえば人種で分かれていたとも言えますね。

 

HIPHOP文化はアフリカ系や、ラテン系の人たちの文化で、マンハッタンの方ではヨーロッパ系の人たちの文化が形成された。

 

僕はブレイキンをやっているので、こういう話になった時にブロンクス地区での出来事に注目してしまいますが、

逆にマンハッタンでも新しい文化が栄えていく時代なんですよね。

 

貧困層が集まったからできた文化もあれば富裕層が集まったからできた文化もある。

当時のマンハッタンではゲイ文化も栄えていったようですね。

それが今でも踊られている、ハウスとかワックとかのダンスにつながっていきます。

 

今ではストリートダンスとしてひとくくりにもなっている、ハウス、ワック、ヒップホップ、ブレイクって、文化的には真逆を行ってたんですね。

ただ、ヒップホップもハウスもできる前に、当時流行っていた曲やダンスは共通しているから、ルーツの共通点はあるのかも。

 

しかし、富裕層発祥の文化なだけに、ハウスやワックは綺麗に見せるとか、しなやかに見せるとかっていうのがありますね。

バレエやジャズもそうだけど、上品な感じがあるダンスはお金と余裕がある人たちの文化だったのかな。

 

逆にストリート文化は攻撃的なダンスが多いですね。

ブレイキン、ヒップホップ、ポップなど。

ダンスバトルの文化もこっち発祥だし。

 

今行われているものには背景があるから、なるべくしてなった形なんですよね。

知らなくてもダンスはできるけど、知るともっと楽しくなるので、ちょっとずつ調べていこうと思います。

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