必要だから作るけど、あるなら使えばいい

最近、オリジナリティについて考えてます。

きっかけは生徒の皆さんが基礎動作からレベルアップして、自分のオリジナル動作を作っていく段階になってきてるってことなんですが、

自分でもオリジナルの動きを作ることはよくあります。

 

生徒の皆さんにしたら、発想を広げる練習になるし、基礎自体も上手くなるからいい練習で、

内容の良し悪しはともかくどんどん作った方がいいと思っています。

 

ただ、僕自身で考えれば、とりあえず作ればいいって段階ではないんですよね。

そのオリジナルは必要なのか?ってことを考える必要がある。

 

例えば、カレーを作るときに自分のオリジナリティを出したいと考えたら、誰もやってないレシピを考えるわけですが、

誰も入れないだろうな〜という発想のもと、ナイキのエアマックスを入れたらエアマックスカレーができます。

これはおそらく作った人が少ないし、お店で出しているところはないんじゃないかな〜とも思います。

しかし、当たり前ながら誰も食べたくないと思うんですよね。

意外と皮の味が出て美味しいとかって可能性が残っていますが、基本的にはまずそう。

つまりエアマックスカレーは非常にオリジナリティが高いけど、誰も必要としていないってことです。

 

オリジナルの動作をダンスで作る時も、「誰もやってないけどそれかっこいいか?」って動きは必要ないかも。

 

「こういうの欲しいな」っていうところからスタートするのがいいかも。

カレーで言えば、世の中のカレーじゃ辛さが足りないって常々思っているとしたら、ハバネロとかジョロキアとかを入れたくなるのって必然。

ダンスでも「この技はもっとインパクトが欲しい」とか思ってから作るとスムーズですよね。

 

欲求があって、必要があって、それでも現状存在しない。

なら作ろっか。

っていう考えがオリジナル作りには必要だな〜って思ってました。

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