ダンスの学びの変遷

最近ダンスの動画を見てるって話を前回しましたが、

僕が始めた当初、まだまだダンス動画は少なくて、徐々にYouTubeとかも出てきてたけど、大会のDVDとかが基本的な資料でした。

流石にビデオテープの時代ではなかったので、昔の先輩がよく言う「テープが擦り切れるまで何度も見た」っていう表現はできないんですが、

見れるものの数が少ないから何度も同じものを見るって言うことはしていましたね。

 

そしてレクチャーDVD、レクチャー動画が世に出始めた最初の時期だったと思います。

「ダンススタイルブレイカーズ」っていうDVDや、レクチャーサイトの「ベイシクル」は同じ時期に始めた人ならだいたい知ってると思います。

 

そう考えるとかなり恵まれた環境になった頃ですね。

 

日本でブレイキンをするにあたって、

最初の世代の人たちは映画やミュージックビデオの一瞬のダンスを見て、何度も繰り返すことで分析していたんだと思います。

それからもっとダンスがたくさん映った大会のビデオとかを手に入れられるようになると、少し効率よく学べるようになったのかな。

僕らの世代になってくると媒体がDVDとかになってくるので、擦り切れる心配もなく巻き戻しもスムーズに。(巻き戻すって言葉がそういえばビデオテープの名残ですかね)

さらにネット検索で目当てのものを探せるようになり始めたり、レクチャーの動画も作られ始める。

Youtubeが収益化できるようになってくると、レクチャーやまとめなどの動画を投稿する人が増えて検索はさらにやりやすく。

ネット以外にもブレイクダンスのレッスンが少しずつ定着し始めるので、直接習うこともできるようになります。

現在ではSNSでの短いレクチャー動画を競うように上げてくれるので、端的にポイントを押さえた動画で、より早く学べます。

 

どの時代も良さがあって、情報が少ないほど愛着やこだわりが強く、情報が多いほど選択肢が多い。

でも学習効率が飛躍的に上がったことで明らかにレベルも上がりましたね。

これからもテクノロジーは進歩していくわけなので、もっともっと加速するのかな。

VRとか360°カメラとか、まだあまり使われていないけど使ったら良さそうなものも既にあります。

技術の進歩とうまく付き合っていきたいですよね。

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