2種類の適応から考える環境設定

人間は環境に適応する生き物っていうのは真理だな〜思う派なんですが、

環境にどう適応するのかっていうのには大きく分けて2種類あるなって最近思います。

 

僕は常々どうやったらもっと技術向上ができるようになるかとか、体が強くなるかってことに興味津々なんですが、

最近は子供に教えているってのもあって環境をどう整えるかが大事だなって、環境を整えてあげたいなって、そんなことを思うんですよね。

 

個人の向上であれば自分から別の環境に行くのもアリですが、

自分が提供している環境に来ている人たちみんなに影響を与えるには、その環境自体を改善した方がいいですからね。

 

人間は環境に適応するってことですので、どんな環境が技術を高めるかと言えば、

・高い技術がないと生き残れない環境

・高い技術を持つことで優遇される環境

こんなことが考えられますよね。

 

単純なケースで言えば、上手くいけば誉めらるし、上手くならなければ相手にされない。

野生のような環境だな。

 

しかしこの方法では決定的な問題が考えられます。

 

適応の方法として、「もっと頑張る」を選択するのではなく「諦めて無難にやる」を選択する可能性があるからです。

「どんどん結果を出していい思いをしたい」という戦略を持つ人も出てくると思いますが、

「言われたことだけやって、なるべく怒られないようにしよう」という戦略も考えられるからです。

 

上手くなるには挑戦と失敗がつきもので、失敗の数をかき消すほど成功を積み重ねるような、どんどん乗り越えていける人はいいけど、

自分には無理かもって考えてしまうと挑戦自体をやめて、失敗を減らすという人もいますよね。

 

ちなみにネズミさんを使った実験でも似たようなことがわかっています。

迷路を用意して、正解の道の先には食べ物を、行き止まりには電撃を与えます。

なんと恐ろしい迷路だ。

 

いわゆる飴と鞭のような感じなので、みんな迷路が上手になるかな〜って思ったわけですが、

結果は違いました。

電撃を恐れて動かなくなるということに。

 

もう美味しい食べ物が食べれるくらいのメリットじゃ動かなくなったんですね。

 

まぁ確かに、「上手くいったらチョコレートをあげるけど、失敗したらぶん殴りますね」とか言われたらやりたくないもんな。

 

上手くいったら自分が輝けるけど、失敗のリスクはない、だからどんどん挑戦できる。

むしろ挑戦自体にメリットがあるような、そんな環境がいいのかな〜

 

まだまだ考え中ですが、ふと思ったことでした。

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