反応なしに適応しにくい

今日は指を曲げると痛いという方に、前腕のケアをやってもらったんですが、

多少良くなるだろうな〜と思ってはいたものの、1発で痛みがなくなってしまったということがありました。

 

整体院とかで処置してもらうとこういうことも結構ありますし、症状にマッチしたストレッチを行うとこういうことが起きるのも、まぁあります。

でも1発で大きな効果が出る時ってかなり上手く行った時ですよね。

 

ということで、それはちょっと嬉しかったんですが、

何かの痛みや不調がある時に、なんらかの処置を行なって、変化があることを「反応」とトレーナーの人は言うことが多いです。

プラスの反応であれば痛みがなくなったり動きが良くなったりします。

 

でも数日や数週間でまた不調が出てきたりすることもよくあります。

症状への対処はしたけれど、根本原因を解消したわけではありませんからね。

 

そこで最初にやってみて反応があった処置を習慣的にやっていくことで、不調が出なくなるようにします。

これが上手くいくと今度は「適応」って呼びますね。

 

最終的にはこの適応が起きて一件落着です。

 

適応が起きるには、そもそも反応が起きた行為でないと難しいんですよね。

例えば腰が痛くて前屈のストレッチをしてみたけど、全く変化がない場合、それを続けてもよくならない可能性が高いです。

逆に前屈でその日ちょっとでもよくなったのであれば、習慣化することで腰の痛みが出なくなる可能性が出てきます。

もちろん反応したからと言って必ず適応するわけではないので、また痛みが出てくることも考えられます。

 

反応がなければ適応もない。

反応があっても適応しないこともある。

ということですね。

 

なので何か不調がある時は、いいと思われる行動をしてみて反応があるかどうかが最初の判断基準。

それがないなら別の何かをした方がいい。

 

その上で適応するかどうかが次の関門。

数週間続けてもダメならまた別の方法を探して、反応するか、適応するかをチェックですね。

 

こうやって原因を探していけば、どんどんいろんな方法が試せるから、自分にマッチした処置が見つかってくるかもしれません。

もちろん例外なんて全然あるんで、あくまで原則的な話ですが、この辺を頭に入れておくといいかも。

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