反復練習よりバリエーション練習の方が効果的かもっていう話を前回しました。
一つの技術習得において、同じやり方でひたすら繰り返すのではなく、変化をつけてやった方がいいかもねってことでした。
実験ではサッカーのシュートを題材に、蹴り方、ボール、ゴールなどを変えていました。
ではこれをダンスに置き換えるにはどうしたらいいのか。
まず音楽の変化は大きいですよね。
それと技として関わってくる条件としては床質とフロアの広さ、
そしてダンスは審美系の種目とも言えますので、見た目に関わる変化も関係あるかも。
環境要因の他には、一つの技の中でリズムを変えたり、手や足などの部分を変えたり、別の技との繋ぎを変えたりかな。
そうなると、
・曲の速さ
・曲のジャンル
・床
・広さ
・服のシルエット
・リズム
・手など
・技の繋ぎ
あたりがバリエーションとして出てきましたね。
サッカーの実験を参考にするのであれば、最終試験の条件で練習していたグループより、バリエーションのグループが優秀だった。
ということは、ダンスショーも衣装でばっかり練習したり、動きやし服ばっかりでやるのではなく、あらゆるタイプの服で踊ってみた方がいいのかも。
おしゃれなダンサーが上手くなるって事ですね。
そしてお気に入りの曲でばかり踊るのではなく、いろんな曲で、しかもいろんなジャンルで練習した方がいいのかも。
これは意識しないとなかなかやらないな。
その他の条件に関しても、意図的に変化をつけてやるわけですよね。
単純な反復練習に比べると大変ではありますが、逆に言えば楽しい練習になるかも。
サッカーのシュート研究でボールを変えるのとかも、ゲーム感覚で楽しそうですしね。
自分の練習やレッスンに取り入れてみれたらいいかな。