土台は大変、上も頑張る

人を担ぐ時ってそもそも結構重いと思いますが、上の人が完全に脱力している場合、さらに重く感じたりしますよね。

同じ重さなのにちょっと不思議。

 

これは、上の人がしっかりしがみついている場合、上の人が下の人に近づくことになるので重心が近い状態。

脱力しているともう少し離れることになるので、重心が遠い状態。

重心が遠いから重く感じるというわけですね。

 

重心が遠いから重いっていうのは、買い物袋を持つときにも確認できます。

自分の近くに寄せて持つよりも、遠くに離して持った方が重いので。

 

いきなり謎な雑学からスタートしてしまいましたが、今日のテーマは手首の怪我予防です。

 

最近生徒さんの中に、練習しすぎて手首を痛めている人がいるんですよね。

まぁ相当やってるだろうからもう休む期間を作らないといけないとは思いますが、一応体の使い方で改善できる部分もあるかもな〜と感じています。

 

ブレイクダンスは片手で体を支える動きも多いので、頑張って練習していると手首を痛めることはよくあります。

当然ながら強い負荷がかかった方が痛めるので、体は軽い方が怪我しにくいですよね。

 

その点で言えば体重も関わってはきますが、さっきの話だと同じ体重でも重さの感じ方に違いがありました。

重心の位置次第で土台にかかる負荷が変わるということです。

 

やり方としては、土台となっている手の近くになるべく重心を集めるようにするのがいいはず。

お腹周りの力を抜いてしまうと体が柔らかく広がってしまうので、お腹の力で中心に引き寄せるように。

あとは技の形に特化した体の位置関係を研究することになりますが、基本的にどの形でもお腹の引き寄せは効果あるかなと。

 

ブレイクダンスほど極端じゃなくても、普段立っている時にお腹で中心に引き寄せておけば足にかかる負担が減るはず。

足が疲れるとか、足が太くなるとか、そういう悩みには役立つ方法かもしれませんね。

 

土台になる部分はどうやったって頑張ることになるので、中心や上の方をうまく使って協力したいところですね。

おんぶで考えてもそうですよね。

下の人は絶対疲れるから、上の人も一緒に頑張りましょうって感じで。

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