今日も熟達について、
「前回までのまとめ」
最初の段階は楽しむ(主体的に実験する)ことが後の熟達につながる。
それはなぜかというと,
・主体的に楽しんだり,色々試す癖をつけておけば,伸び悩んだ時にも突破口を見つけやすい
・プロセス自体が楽しめることで継続が圧倒的に簡単になる
・遊ぶ中で思いっきり動く感覚を養える
・結果だけに気を取られず,今している練習に集中できる
というメリットがあるから。
そして,そのためには「どうなるのか気になる」という好奇心と「やってみても大丈夫だ」という自信が必要でした。
このスタンスは最初の段階というか,常に持っていた方がいいかもしれませんね。
その上で第二段階の「型」へ進みます。
型はつまり,「基礎の反復」になると思います。
野球で素振りをしたり,空手で正拳突きをしたり,その競技の基本の形を刷り込ませることで,後の応用にもスムーズにいけるわけですね。
この段階はとにかく反復,量が必要です。
難しいことをやる段階ではないので,集中力以上に回数が重要になりやすい。
体にとって当たり前,無意識でもその形になるくらい染み込ませます。
ブレイキンで言えば、踵をあげたしゃがみ姿勢、タック、フレックス,など,型の段階でクリアしておきたいことはたくさんあります。(ちょっと専門的な用語なのでイメージつきにくいですよね)
これを毎日何度もやるっていうのが大事かな。
ちなみに型において最重要なのは「量」ということではありましたが,もちろんやり方によって習得スピードに差が出るので,ちゃんと考えながらやった方がもっといいです。
型というのは正解があるものなので,大前提としてしっかり観察して模倣します。
指導を受けるにしても映像を真似るにしても,とにかくその人になったつもりでマネします。
そう考えると真似る対象を選ぶのは重要になりますね。
また,相手になったつもりでやっても感覚は共有できないので,試行錯誤は必要です。
足を上げる意識でダメなら膝を上げる意識にしてみるとか,自分の中で色々試します。
ということで「型」において必要なのは,
とにかく量,本気で真似る,真似の仕方は色々試す。
ですね。