音楽は音でできていて、それもほぼ楽音でできている。
楽音は高さ、強さ、音色が聞き分けられるように、聞きやすくコントロールされた音。
音色の違いには上音の違いが関係している。
上音は基音と一緒に出る、基音よりも高い音。
基音はその音の中で一番低く、最も目立つ音。
と言う形で解釈しているところなんですが、今日はそれに関連して倍音ってやつです。
まず、何度も確認していますが、音は振動です。
その振動数を周波数と言って、高い音は多くの周波数、低い音は少ない周波数。
先ほど出てきた基音にももちろん周波数があって、
ピアノのドの基音の周波数と、ギターのドの基音の周波数は同じです。(そう言うことだと思ってる)
しかしこの二つは音色が違う。
すなわち上音が違う。
上音の何が違うか、周波数が違う。
つまり、めっちゃ適当な例を出しますが、
ピアノのドを出した時に、基音の周波数が200、上音の周波数が400と800だとします。
ギターのドを出した時は、基音の周波数が200、上音の周波数が600と1000だとします。
その結果同じ高さの違う音になる。だと思う。
そして同じようにドの高さに調整したオナラの音があったとします。
基音の周波数は200、上音が368と711と9123みたいな。
このギター、ピアノ、オナラの三つを同じ音量に設定した場合、
音の高さ、大きさは一緒ですが聞こえ方が違いますし、
オナラの音はどうもキレイには聞こえないかもしれない。
わざとらしい数値にした上記の例を見てもらうとわかるように、
楽器の方は上音の周波数が基音の倍数になっています。
こういう場合はどうやらキレイに聞こえるらしく、それを倍音と言うらしいです。
楽器や歌声は基本的に倍音になっているらしく、長い歴史の中でいい音を追求していった結果なのかな。
そう考えるとピアノとかヴァイオリンとか、ものすごい技術ですよね。
そしてその倍音が基本になってるからこそ、
あえて外すことで独特な雰囲気を出すこともできるので、スパイスとしては騒音のような音を使うのもいいのかも。