今日は音の指向性という項目について。
要は音の方向です。
人の声とか、普通に聞こえる音は割と全方向に広がるような性質があるらしいですが、超音波のように高い音は結構まっすぐ飛ぶみたいです。
音を出した先の正面にしか届かないのかな。
これ、あんまり日常で役立つ場面はない知識かと思ったんですが、ライブなどの生音を楽しむ時には役に立つかも。
人間や他の動物にはそれぞれ可聴域があるって話を前にしましたよね。
高すぎる音、低すぎる音は聞き取れないので、聞こえる範囲内の音が可聴域内の音です。
この可聴域、超えた音に関しては音としては感知できないようですが、振動としては受け取っています。
その振動がなんらかの感覚をもたらすので、意外とそこに良さを感じたりすることもあるみたい。
昔使われていた記録媒体の「レコード」ってありますよね。
あれはそういった聞こえない範囲の音も録音されているらしく、超音波や超低周波も入ってるんだと思います。
それに対してCDとかのデジタル音源は音として聞き取れない部分をカットしてデータを軽くしているそうなので、可聴域内の情報のみになっています。
音としてはCDとレコードに差がないけど、レコードの方がいいと感じる理由には可聴域外の音が関係しているとも言われていますね。
可聴域外の音には超低周波と超音波があると言いました。
めっちゃ低い音とめっちゃ高い音ですね。
そしてめっちゃ高い音はまっすぐ飛びます。
ということは、レコードで聞く場合はスピーカーの真ん前で構えていた方が本来の音が全て聴こえるのではないでしょうか。
同じように生演奏では正面に構えた方がいいのでは。
音として聴こえる部分に違いはないけど、体で感じる部分は真正面で受けたいところですね。