今日は3番目の「察知」について。
今までの内容では、
たくさん行動する。
それも多様性を持って。
するとチャンスが訪れる可能性が高まりますので、運を掴む準備はできるということでした。
しかしそのチャンスに気が付かなければ掴むことができません。
例えばダンスの技でも、いろんな方法で練習してみたら、自分に合う方法が見つかるかもしれません。
でもその時のいい感触に気が付かずに、すぐまた別の練習方法に移ってしまったらチャンスを逃しますよね。
本の中で書かれていたケースでは、電子レンジの誕生秘話があります。
当時軍事用のレーダーを開発していた研究者の人が、実験中にミスをします。
本当は別の対象にレーダーを当てようとしていたのに、持っていたチョコに当ててしまったようです。
そしてレーダーによってチョコレートが溶けたのを見ると、
「あれ、これはもしかして食べ物を温めるのに使えるんじゃない?」という気づきを得ます。
ただの失敗で片付けてしまったらその先の発想はなく、電子レンジが作られるのはもっと先だったか、いまだに生まれていないアイテムかもしれませんね。
こうやって何かイレギュラーが起きた時に、チャンスを見出せるかどうかっていう力が「察知」には必要です。
そのために必要なのは「知的謙虚さ」と書かれていましたが、自分がまだまだ無知であることを認識し、日々の事象にセンサーを働かせるのが大事です。
起きた事象に問いを立てる。
なぜそうなった?これはどんな場面で役立つ?
という感じでしょうか。
練習中に偶然発生する動きを拾って武器にしたり、いろんなダンサーを見て得た発想を形にしたり。
こうやっていろんな行動をしまくって、ちゃんとヒントに気がつけるようにしていくのが運を掴むためには必要ということですね。
ちなみに運の方程式、4つ目にある「回復」はシンプルに上記のサイクルが疲れるので、しっかり回復して繰り返しましょうって感じかな。