反復練習2

前回反復練習について書いたんですが、反復にも段階があると思っていて、

できるまでの反復とできてからの反復です。

 

例えば何かの動作を習ったとして、できるまでは「どうやったらできるか」を考えて反復しますよね。

野球のカーブを習ったとしたら、とりあえず曲がる球を投げられるまで試行錯誤します。

前回書いた通り、その段階はどうやったらできるかの仮説を立てて練習する、検証と実行を高速で繰り返す、という段階です。

 

そしてどこかのタイミングでカーブが投げれるようになる。

するとそこで目標達成して終わってしまう人もいるんですよね。

自分の技リストに「カーブLv1」が入って終了。

 

本当はここから第二の反復が始まります。

今までの反復は一つの正解を見つけるための反復。

ここからは可能性を広げていく反復とも言えます。

 

覚えたカーブをまた何度も繰り返すわけですが、

今度はもっと曲がるように、もっと速いスピードで、もっとバレないように、もっと際どいコントロールで、という風に変化をつけながら行います。

 

一応曲がるヘロヘロカーブを、自分の求める特性を持った強いカーブにしていく。

 

これがダンスでも一緒なんですよね。

一つの動きを覚えたら、その動きでどんな表現ができるか、強弱、リズム、角度、変形、他の動きとの繋ぎ、いろんな進化が期待できます。

そうやって自由自在にコントロールができるハイクオリティな動きに進化させると、覚えた技で感動を呼べるようになるんでしょうね。

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