身体表現の原則

今日も振り付けの作り方に関してです。

今回僕が特に質問したかった内容で、「ラバン理論」っていうのについて。

 

正確には「ラバン身体表現理論」だったかと思いますが、昔踊りの表現をどうやったらどう伝わるのかってことを研究したラバンさんって人の理論があるんですね。

こういう動き方をすれば強く見えるとか、弱く見えるとか、そういう身体表現の方程式みたいなのがあるようです。

 

論文とかを読むといろいろ書かれていて複雑なんですが、ざっくりいうと強くみせるか弱く見せるかの二つが原則かと思います。

 

強く見せるっていうのは相手に恐怖や緊張を与えるような動きのことで、体を大きく見せたり力が入った腕の使い方、攻撃的な表情などです。

逆に弱く見せる場合は、体を小さくする、手を体の近くに置く、力を抜くなど。

相手に油断を与える動きです。

これって原則は野生動物と一緒なんですよね。

 

ヒグマさんが両手をあげてこっちを見ていたら「あ、死んだ」って思うし、

逆にうずくまって頭を抱えていれば「あ、攻撃しても大丈夫そう」って思う。

野生動物や人間が緊張や油断を与える動作に原則が隠れているわけですね。

 

まぁ考えてみたら当たり前で、本能的に何かを感じる動きってありますよね。

音楽テーマに合わせてその原則を使い、細かい部分の表現は自分のダンスとして装飾をする。

そうやって踊りを作ると伝えたいことが伝わりやすいかも。

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