肌に風を、遠くの音を

今日はストレッチに使える脱力のコツです。

前回の「のび」「あくび」も脱力のコツなので、合わせて使えるといいかな。

 

結論から申しますと、

「肌に風や服の感触を感じる」と「遠くの音、小さい音に耳を傾ける」です。

 

扇風機とか使ってない場合、普段はあまり肌に当たる風を感じながら生きてはいない人が多いと思います。

また、近くの音は聞くけれど、普段聞いてない遠くの音ってあると思います。

強い刺激には反応しているけど、弱い刺激は無視しています。

 

それはつまり、弱い刺激に反応しない鈍い状態に感覚が設定されているとも言えますよね。

 

味とかもそうで、濃い塩味を感じて美味しいという人もいれば、薄味で奥にある複雑な味が美味しいと感じる人もいる。

そして強い刺激に反応するようになっていると、覚醒モードというか戦闘モードというか、体は脱力よりも緊張に近づくと思われます。

例えば殴られたら痛いので、感覚を弱めておくことで軽減できます。

そのモードの時は小さな痛みとかは感じなくなっている。

戦闘においては鈍さが必要なんですよね。

 

逆に危険がない時は小さな痛みや違和感にも気づけるように感覚を強めます。

小さな怪我にも適切に対処することで翌日元気になれますからね。

休養においては鋭さが必要。

 

そしてストレッチには戦闘モードよりも休養モードが適していますので、感覚は鋭い方がマッチします。

小さな感覚に意識を向けてリラックスして油断することで脱力できる。

結果その方が深く伸ばしやすいはず。

 

それを具体的にやる方法として、

「肌に風を感じる」「遠くの音を聞く」が有効というわけです。

最初は実感しにくいかもしれませんが、これは個人的にかなりよかったです。

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