前回、ストレッチはただ伸ばすのではなくて、力を抜くことが重要だという話をしました。
そのためには拒絶・緊張モードではなく、受容・脱力モードが重要だってことも話しましたね。
ということで今日はストレッチの準備になるエネルギーレベルを下げる方法についてです。
ストレッチワークショップを受けた時に、まず最初にこの準備をしたんですが、意外と重要だと思います。
やる事としては「のび」と「あくび」です。
のびっていうのは猫さんとかがやっているあの気持ちよさそうなやつです。
寝っ転がって自分が伸びたいようにのびをします。
それも思いっきりやる。
力んで頑張るわけじゃないけど、多少力が入っていいので大きく気持ちよく伸びます。
これはまさに無防備な状態で、体の緊張を解いてくれるはずです。
そしてあくび。
あくびが出る時っていうのは当然体の覚醒度が低く、シャキッとしていない状態です。
それはつまり緊張を解いて脱力に向かうサインになります。
ただ、あくびって出そうと思ってもちょっと難しい。
ストレッチのワークショップでは「嘘のあくびを繰り返していくと本当のあくびが出てくる」ということで嘘あくびからスタートしましたね。
これも意外と効果的。
自分の嘘あくびもそうですが、周りの人のあくびが移ることってあるじゃないですか。
あくびには連鎖効果があるんですかね。
そういえば誰かがあくびをするということは周りに危険がないというサインでもあるから、体がリラックスモードになったりするのかも。
ということで、「のび」と「あくび」をすることで体のエネルギーレベルが下がるので、より深いストレッチが期待できるようになります。