力強さの表現

今日はダンスレッスン中にいただいた質問に関して。

 

「ダンスの振り付けを覚えたんだけど、なんかカッコ良くない。どうすればいいですか?」という内容。

これはよくありますよね。

覚えたけどなんかキマらない。

 

そして答えはケースバイケースで変わるし、方法は無限にあるんですよね。

今回は直接見て答えれる機会でしたので、一つアドバイスをお伝えしました。

 

「力の表現を明確に」ですね。

力強い動きに対しての悩みだったので、今回でいえば力強くを表現ですね。

 

しかし力強くっていう表現ではまだ曖昧ですよね。

とりあえず力めばいいのだろうかって感じ。

もう少し具体的なイメージがあった方が動きに反映しやすいので、状況をイメージしてもらうことにしました。

 

まず力強さを出すのに重要なのって「重心を低く」です。

でもただ低くするというイメージだけではどのくらいの低さがベストかわかりません。

しかし「今から50kgの鉄球が飛んで来るのでキャッチしてください」と言われたら、

自分にとって一番力が入る体勢が作られると思います。

おそらく足は開くし腰は落とすはず。

 

その時の足幅や重心位置がその人にとって最大の力強さを表現できると思います。

もちろん力強い姿勢は低いだけじゃないので、場合によりますが。

 

そして手の動きに関しては、引っ掻くような動きでした。

これも引っ掻く対象を具体的にイメージしたらいいんですよね。

例えば自分の腕を引っ掻くなら軽くなるし、土に跡をつけるようにしたらもっと強くなります。

角度も指で引っ掻くのか爪で引っ掻くので変わってきますので、そこもイメージ次第。

逆に虎を撫でるようにイメージしたら、指の腹で優しく滑らかに動かすこともできます。

 

このように上半身の使い方と下半身の使い方を別々にするケースもあれば、一つのイメージで両方できる場合もあります。

今回で言えば、「目に前の大きな岩を削るように」とかにしたら一つのイメージで済むかも。

ここまでが単純に力強さの表現方法ですね。

 

そこにダンスの要素を合わせるということで、シルエットに奥行きを作ったりするとカッコ良くなります。

ダンスは自分の体一つでやっているものですが、日常生活にある何かの動作を参考にして動くと一気にいい動きになったりするんですよね。

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