先日ワークショプを受けた黄帝心仙人さん、実は昔プロのサッカー選手になろうとしていたらしいんですよね。
だけど高校生の時に足首の骨を粉砕骨折してしまって再起不能に。
これにはめちゃくちゃショックだったらしいですが、大学でダンスを始めたそうです。
でも足が悪くなってしまったから激しいステップを踏めず、アイソレーションばっかり練習することに。
周りから批判をされつつもアイソレーションを極め続けていったら、誰も到達してないレベルになって大活躍していったんですね。
サッカーでもプロを目指してやってたくらいの人ですから、他の選択肢があっても成功した可能性は全然ありますが、そんな人が「これしかない」という風に制限を受けたことでめちゃくちゃ突き抜けたんですね。
ちょっと似たようなエピソードにフランスのBBOY、JUNIORさんがいます。
このジュニアさんはストロングスタイルっていうほぼ足をつかない筋肉技を主体にしているんですが、もう20年以上世界のトップダンサーとして活躍しています。
そんな彼は生まれつきだったかな、義足で歩いているので足のステップは自由に使えません。
ブレイクダンス特有のフットワークっていう、しゃがんで踊るステップも厳しそうですね。
その結果ストロングスタイルに振り切っていった。
かなり特殊なケースにも感じるけど、自分に向いてないことを切り捨ててできることに集中するってことは誰にでもできますよね。
僕も人と比べて器用ではないです。
まぁ不器用でもないから普通くらいかな。
ということは全方向に分散した場合、めっちゃ普通のレベルに落ち着くはず。
身体的制限がない分、自分で選ばなきゃいけないけど、選択と集中は大事ですよね。