「みんな知らない」から「みんな知ってる」になった

インターネットとSNSの普及によって、情報ってたくさん手に入るようになりましたよね。

もうそれが言われ始めてからも10年以上経ったかも。

 

そんな世の中になると、あらゆるジャンルにおいて攻略法が広まってきます。

例えば僕らの世代でめちゃくちゃ流行ったゲームに「スマッシュブラザーズ(通称スマブラ)]というものがありますが、昔は自分で練習したり近所の強いやつの技を盗むくらいがせいぜい。

戦う相手も近所の友達くらいだからそこそこの技術で戦って楽しめるんですよね。

 

小さなコミュニティで勝つのがゴールだから、相手がよほど強くない限りは情報もそんなに必要ない。

 

でも今のスマブラってネット対戦ができるから世界中の人と戦えるみたいで、なんなら世界一上手い人とも自宅で戦える可能性があります。

そして「こうやったら勝てる」みたいな情報がネット上に溢れているので、それを知らなければ一瞬で葬られてしまう世界になっています。

もう気軽に楽しめないのかもしれないw

 

そんな構造はゲームに限らず、スポーツでもダンスでもアートでも共通してきていますよね。

「こうやったら上手くいく」が無料で手に入る。

まずそれを入手しないとかなりの出遅れスタートになるので、情報を集めることも当然大事ですよね。

 

まぁ逆に言えば「探せば情報が手に入る時代」になったので、格差は埋まっていいのかな。

 

ダンスで言えば、昔はニューヨークで育った人と日本の地方で育った人では情報量に圧倒的格差がありました。

30年前なら1000くらいの差だよね。

だんだん情報が入ってくるようにはなってきたけど、ここ最近までは結構な差があったはず。

 

でも今は全世界で同時に世界大会の様子が見られるし、トッププレイヤーの発信を誰もが平等にチェックできる。

もちろん近くにいる人の方が優先的に情報が得られるので、情報格差はあるけれど、10090くらいには縮まってると思います。

 

そうなってくると、みんなが抑えてる90はしっかりと手に入れる努力が必要で、知らないことが多ければ圧倒的に不利になってしまいますよね。

 

昔はみんな知らないから知らなくてもよかった。

今はみんな知ってるから知らないといけない。

こんな構造になったかも。

 

情報社会における一つの考えとしては、「情報を手に入れないと負ける」ですね。

自分が世界チャンピオンを目指すなら、世界大会やチャンピオン候補の情報を得た方が有利だし、技術の向上に関する情報もなるべく有益なものを得ていくことが必要です。

あくまで負けないための努力であって、これだけでは不十分ですが、ベースとしては必要な努力になりますね。

最近の記事

PAGE TOP