今日もウォーミングアップのワークショップからです。
今回の内容は「Joint by Joint(ジョイントバイジョイント)」っていう考え方が出てくるんですが、
これは昔習って意識していた時期はあるんですが、いつの間にかちょっと忘れていました。
前回の相反抑制もそんな感じで、いい復習にもなってますね。
ではまず「ジョイントバイジョイント」ってなんなのかって話ですが、
体にはたくさん関節がありますよね。
肘とか膝とか股関節とか。
その関節は全部動くし、全部固めることもできます。
筋肉って動くことも止まることもできますからね。
でも大まかな役割って関節ごとに決まってるよねっていうのが言われています。
例えば肘はたくさん動くっていうよりは安定させる関節で、肩は安定させるというよりはたくさん動かす関節だよねって感じ。
そしてその可動性に特化した関節と、安定性に特化した関節は隣り合わせになってることが多い。
関節と関節が交互に役割を持っているってことで、ジョイントバイジョイント理論って言われるみたい。
トレーナーの養成コースで習ったから、もう7、8年前に聞いたかなw
で、フィットネスの運動に関わる関節の使い方で言えば、
・足首はたくさん動く
・膝は安定
・股関節動く
・腰は安定
・胸、肋骨あたりは動く
・首の下の方は安定
・首の上の方は動く
足から頭までの関節で言えばこんな感じです。
そして特にフィットネスで重要なのは「膝は伸ばすと曲げる以外の方向に動かさない」と「腰はあんまり動かさない」かな。
逆に言えば、
これを実現するためには股関節と胸がたくさん動く必要があるので、「股関節と胸をしっかり動かそうね」ってことになります。
股関節は足の付け根なので、膝を上げたり、後ろに蹴ったり、足やお尻を動かすときの関節ですよね。
膝を守るっていう観点で言えば、膝を外に向けたり中に向けたりする動きの時に、股関節から足を動かしてあげることが重要です。
また体を捻らせるような動きでは股関節と胸の辺りでしっかり捻るようにして、腰の部分を安定させるのが大事。
それと背骨を反らせるときも腰を痛めやすいので、胸を使って反るのが大事です。
ヨガのクラスなんかではよく伝えることなので、聞いたことがある人も多いかもしれませんね。
慣れるまでは意識するのも難しいんですけど、「そういう構造なのね」って知ってるだけでも動作って変わったりするので、イメージだけでもしてもらうといいかな〜
何かのレッスンの機会に詳しくお伝えできればと思いますが。