イメトレの弊害

今日はダンスでもヨガのポーズでも、あるいはスポーツでも仕事でも関係するかもしれない「イメトレの弊害」についてです。

何かの技術を習得する時や、本番でのパフォーマスを成功させるために、イメージトレーニングって役に立つことがありますよね。

僕も仕事やダンスでよく使います。

 

じゃあイメトレいいじゃん。

ってなるかもしれませんが、場合によっては役に立たなかったり、若干デメリットが発生してしまう時があるな〜って思うんですよね。

 

それがダンスで言えば「まだ全然できてない技に対してイメトレしまくる」ことです。

 

例えばブレイクダンスにはヘッドスピンって技がありますが、これはなんとなくどんな技かわかる人がほとんどかと思います。

ブレイクダンスにおいて非常に代表的な技であり、練習すれば誰でもできるけど、練習しなきゃ誰もできない技ですね。

 

例えば全くダンスをやったことがない人がこのヘッドスピンを覚えようとした時に、とりあえずイメトレをした場合どうなるか。

「手と頭を床について足を浮かせる、体を捻って、手で漕ぐように回す。スピードがついてきたら手を離して頭一点でのバランス」

 

何となくイメージはできるかもしれませんが、ほぼ100%最後まで実行できないですよね。

まずは三点倒立ができないとその先にはいけないし、三点倒立自体もすぐにできないことが多いです。

 

ってことはイメージする意味があるのは「手と頭を床について足を浮かせる」のところまでなはず。

それより先はやってみないとイメージできません。

だからイメトレの時間が無駄になるし、全く実感ができていない状態のイメージを想像しすぎることによって間違ったイメージが作り出される可能性があります。

 

今できることを正確にするためのイメトレ、その少し先にある想像できるところまでのイメトレを終えたら、もう実行するしかないですよね。

その実行から得られたデータを元に、こうしたらいいのではないかという「仮説」を立ててイメージ。

そのイメージを実行してまた検証。

そんな感じで使うのがいいかな。

 

技の習得に時間がかかる人はイメトレのしすぎを解消したらいいかも。

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