アスリートになる③

前回の続き、個人でも頑張るぞーという状態からですね。

 

そんなやる気があった時期なんですが、そろそろ2012年、就職する時期になりました。

ダンスで活躍するということも頑張りたかったけど、「好きなことを仕事にしたい」という思いから、仕事のことを中心に考えるようになります。

 

僕の場合はダンスを仕事に活かせてダンスを仕事に活かせる、しかも元々興味のあった健康に関わる仕事を選べたので、仕事に集中していくようになります。

ここで「個人の活躍」っていう目標を棚上げしたまま「ダンスを活かした仕事をする」っていう方に向かって行った感じかな。

 

別に後悔してないし、そうやって来て良かったと思ってるんですけど、意外とまだ棚の上に乗っかってるような気がするんですよね。

 

今となっては「自分の作品を作ってみたい」とか、「自分が思い描くイベントを開いてみたい」とかって目標も出てきたんですけど、このままダンスバトルでの活躍を棚上げしてしまったら、もしかした後悔するかもな〜って思いました。

 

BBOY(ブレイクダンスを踊る人)って結局バトラーなんですよね。

確かにアートであり、カルチャーでもあるのがブレイクダンスの良さだし、人が決める勝ち負けなんてどうでもいいっちゃどうでもいい。

でもそれは戦ってもいない人間が言っていたらどうも薄っぺらい。

 

結果的に勝てるかどうかはわからないんですけど、仲間に頼らず、本気で挑戦した時期があまりに短かったから、改めて戦ってみたいんですよね。

 

そもそも争い事が嫌いだから、本当はバトルだってそんなに出たいわけじゃないんですが、(勝つとめっちゃ楽しいけどね)それこそスッキリ手放せるように、一度掴んでみるほうがいいんだろうなって思います。

 

戦うダンス、バトルに関しては正直アーティストというよりもアスリートに近いです。

勝つためにはどうしたらいいのかを考えて練習して、コンディションを整えて本番に挑む。

自分の表現も大事ではあるけど、「これで勝てるのか?」という基準も常についてまわる。

 

アーティストであれば自分基準だけでもいいかもしれないけど、アスリートとしては他人の基準も考慮する必要がある。

楽しめない瞬間もあるかもしれないし、ハードな練習も必要になってきます。

ちょっと大変だけど、棚の上のものを処理しに行きましょうかね。

 

という経緯でバトラーというアスリートにまた戻ってみようという話でした。

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