今日は日常の体の使い方についてなんですが、足裏のアーチって聞いたことある人が多いと思います。
人間の足には土踏まずってところがあって、文字通り土を踏まないくらい浮いています。
これがアーチですね。
逆に本来浮いているはずの土踏まずが地面についてしまっている状態を扁平足って言ったりもしますよね。
アーチの部分があることで体の衝撃を吸収してくれるので、膝とか股関節とか腰とか、色々とダメージが蓄積しないように守ってくれます。
じゃあアーチがないと膝を痛めたりしやすいってことにもなりますね。
アーチを作るのは筋肉も関わるし、靭帯も関わるんですが、筋肉に関しては体の使い方によって上手くアーチが使えるか、使えないかが決まってきます。
靭帯の部分は自分で操作できないので自動的にアーチができていますね。
だから靭帯でのアーチって基本的には誰でも勝手に機能してくれると思います。
そこに筋肉のアーチも働けば強力なアーチになるし、靭帯の負担も軽減される。
筋肉のアーチが働いていなければ靭帯への負担が大きくなって伸びてしまう場合もあります。
靭帯って伸びちゃうと治らないので、靭帯アーチが消失して筋肉アーチだけになってしまうかもしれません。
バスケットボールとかのジャンプ競技をしていると衝撃が多くかかるので、筋肉が上手く使えていない場合は靭帯を痛めてしまっている人も多いですね。
だから靭帯を守るためにも筋肉アーチは使いたいし、靭帯がダメになっているなら筋肉アーチを使わないと膝とかを痛めてしまうということ。
じゃあ筋肉のアーチをどうやって使えばいいかって話になるんですが、これが結構難しいんですよね。
土踏まずを高くするとか、足の指を使うとか、色々な意識の仕方があったりトレーニングの仕方があります。
ちゃんとやればできるようになると思うけど、なかなか難しいんですよね〜
そこでもしかしたら少しやりやすいんじゃないかと思うのが「なるべく目線を高くする」です。
これも結局難しいかもしれないんですが、一応説明しますね。
立ってる状態での話ですが、普通に立ってるよりもなるべく高い位置に目線を持って行こうとします。
少しでも遠くを見渡せるように。
すると背骨も伸びるし脚も伸びる力が働きます。
うまくいくとその下半身の伸びの中に足の裏も関わってくるはず。
足裏のアーチが高くなって足首の位置が上がるので、体が高くなるはずです。
この目線を高くするという状態は動きによっては当てはまらなくて万能じゃないんですけど、立つと歩くで使えるので日常には活かせると思います。
そしてその状態で足裏の感覚を感じられたら、足だけでもできるようにしてみたらより良いです。
色んな動作をする中でその足の感覚を出せれば運動中とかも安心ですからね。
体の使い方の感覚って人それぞれでやりやすいものが違うと思うので、誰でも当てはまるわけじゃないと思いますが、よかったら試してみてください。