今日は倒立の話です。
前回までのところで三点倒立までいきましたね。
ここから肘倒立、倒立と進んでいくんですが、その前に三点倒立で覚えておいた方がいいことがあります。
それが「アンカー」です。
ヨガをやっている人であれば「引き込み」って言えばわかるかもしれませんが、腿の付け根をしっかり折り曲げて安定させる形です。
このあたりの感じです。
これをアンカーって呼ぶのはサーカス系の人特有で、ヨガでもダンスでも聞いたことなかったんですが、意味には納得でした。
逆立ちとかのポーズって自分の体がよく見えないことが多いです。
目ではなく体の感覚だけで感じなければいけないので、暗い海を泳いでいるようなものというイメージらしいです。
そんな時に自分の体がどこにあるのか感じる手助けになるのがアンカー。
船のいかりをアンカーっていうと思いますが、まさにそういうものなんですね。
腿の付け根の引き込み部分をしっかり作って天井に向かって上げると、そこが感覚の目印になるみたいです。
すでに倒立ができる状態じゃないと感じにくい事かもしれませんが、確かに倒立のキープにはいい目印になります。
まだ手だけの倒立ができない場合は三点倒立でこのアンカーをしっかり作ることで、レベルアップして手だけになった時にも使えます。
三点倒立の練習まで進んだらこのアンカーを意識してみましょう。