【倒立】3点倒立は3点じゃない No.1434

今日は倒立の話ですね。

 

前回肩倒立までいったので、今回は頭を使った3点倒立です。

ここからは後ろに倒れると怪我をする恐れもあるので、壁の近くでやるのもいいですね。

ただ3点倒立の高さのうちに後ろの倒れてもうまく体を逃す方法を身につけておくのが良かったりもするかも。

 

3点倒立の場合は後ろに倒れるときに前転で転がれば大きな危険はないので、最初に頭をついた状態から前転を何回かしておくといいかもですね。

バランスを崩したらすぐに前転モードに切り替えて回避しましょう。

 

そしてバランスを崩した時に絶対にやめておいた方がいいのが顎を上げることです。

前転って顎を引くことで背中が丸まって回るので、体重がうまく逃がせますが、顎をあげてしまうと首の部分に大きな力がかかるので怪我につながる可能性があります。

 

ということで実際に三点倒立に入っていきたいわけですが、まずは頭と手で正三角形を作ります。

だいたい肘から指先くらいの長さを一辺とした正三角形をイメージして、そこの角に頭頂部と手のひらを置きます。

この時に頭と手が近すぎると不安定になって難しいので、正確な正三角形を作りましょう。

 

そして今回新しく知ったことなんですが、手の向きは横がいいみたい。

3点倒立をしようと思って手をついたら、普通は指先が前を向くと思います。

でも指先を外側に向けてついた方が手首に無理がかかりにくいのと、脇が閉まって安定します。

ヨガのポーズではなかなかやらない方法なので、ヨガレッスンを受けている時は前向きで指示されるかもしれませんが、自分で練習するときは横がおすすめですね。

 

そして正三角形の位置に手と頭をおいた後は、お尻を高くあげて脚を手の方に近づけてきます。

このとき自分で横は見れないと思うけど、頭の上にお尻があるような状態です。

カメラで横から撮ったりするのがいいかな。

 

お尻の位置がある程度真上になってきたら、右足を地面から離して膝をしっかり曲げます。

その右膝を右腕に乗せます。

そこで安定できたら逆の膝も同じように腕にのせる。

これで一応足が地面から離れたベビー三点倒立になります。

 

そこから更に頑張れたら片足ずつ膝を曲げたまま浮かせていきます。

両足上がれば三点倒立ですね。

 

 

しかし。

 

この状態では「まだ本当の三点倒立ではない」というか、「むしろ三点倒立になっちゃってるよ」って状態です。

すいません、意味わかんないですよねw

 

今の状態まで来れた場合って、一応頭と両手の3点で体を支えているので、できてはいるんですが、本来の三点倒立ってほぼ頭で体を支えるもので、両手はほんの少し添えるだけみたいなんです。

だから両手に体重が乗ってるうちはまだ本当の三点倒立ではないわけです。

 

でも名前的にはおかしな話で、3点で支えるような名前なんですよね。

本来は「頭1点での倒立~両手をやさしく添えて~」みたいなフランス料理風の名前がいいんでしょうけど、がっちり3点で支えてたら文字通りの三点倒立になってしまうんですね。

 

本来の頭一点をやるために、ここから手のひらを離した指支えにして、だんだん指を減らしていく。

頭で支えて、両手の指を1本ずつ添える形にできたら晴れて三点倒立の完成ということになります。

 

ヨガでは結構手もしっかり使うように習うことが多いから意外でしたね。

ブレイクダンスのヘッドスピンを練習するときは同じやり方ですが。

 

頭一点でしっかり体を支えられるように、背骨をちゃんと伸ばし、坐骨を高くすることができればかなり倒立に近づいてきますね。

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