【倒立】まずは背中から、坐骨の高さが難易度の高さ No.1432

先日受けた倒立ワークショップの内容から書いていきます。

今日は倒立をやるってなったらまず何からやるのがいいのかって話です。

 

ブレイクダンスの世界ではまず壁倒立です。

壁に向かって手をついて足を上げます。

いきなりダイナミックなスタートですが、ここからやっていくと前段階が少なく倒立の練習が進みやすいです。

ブレイクダンスの一般的な技で使うくらいならこの方法で覚えてもいいかもしれないけど、少し雑な方法にはなると思います。

 

ヨガではまずヘッドスタンドをやるんじゃないかな。

肘を使った頭立ちですね。

いきなり重心の高い倒立ではなく頭をつく位置から行うので少し丁寧なやり方です。

 

今まであまり疑問に思わずにやってきたし、誰かに伝える時にもそうしていましたが、今回習ったことを考えると少し非効率な方法かもしれません。

 

その理由は色々あるんですが、一つは「もっと低い段階からやったほうが基礎が固まる」ということです。

だからもっと簡単なのから始めて、多くの段階を踏んだ方がいいよねってこと。

 

倒立というか、三点倒立のようにひっくり返るポーズ全てに共通して坐骨の高さと強度、難度が相関します。

坐骨が高い形になるほど難度が上がりますので、

背倒立(ヨガでいう肩立ち)、肩倒立、三点倒立、両肘倒立、片肘倒立、両手倒立、片手倒立、の順に難しくなります。

だんだん床に接する面が小さくなるし、重心が高くて不安定になるので、これは動きを見ればイメージつきやすいと思います。

 

そして同じ形の中では坐骨が低いほど筋肉が辛い、強度が高いです。

例えば倒立していて一番高い位置に坐骨を持っていくと体が真っ直ぐになって力が必要なくなりますが、坐骨の位置が前や後ろや横に落ちてくると踏ん張らないと耐えられないので筋肉を使います。

つまり、まずは難度の低い動きから始めていき、その中で強度の低い形を習得していくことで無駄のない形を手に入れてだんだん難しい技もできるようになっていきます。

 

例えば最初は背倒立ですので、寝っ転がってお尻を上に上げた状態にします。

そこでなるべく高く坐骨を上げてまっすぐな形を作れれば、後々のポーズに応用できるようになっていきます。

また、この背倒立は首の後ろに力が入っていたり筋肉が硬かったりすると苦しいポーズですので、ここでしっかり柔軟にしておくとその後のポーズでも楽に体を使えます。

首周りが硬いと肩甲骨の動きを制限しますので、楽な形の倒立をしにくくなるんですよね。

 

ということで、倒立練習するならまずは背倒立、そして坐骨を高く楽な位置を見つけることが重要でした。

 

 

 

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