ここ数年、プロダンサーって名乗る人が増えたな〜と思います。
特に資格があるわけじゃないので、自己申告制ですが。
それに関してダンサー界隈では賛否もあって、そういう話をする機会も以前より増えたかな。
YouTubeで振り付けのレクチャー動画を探すと「プロが教える○○」という動画が結構あったり、「プロが○○踊ってみた」というものも結構見ますね。
もともとたくさんプロダンサーはいたのかもしれないけど、そうやって発信できるようになったことで見れるようになったのもあるのかな。
意外とたくさんいる。
ただ少なくともブレイクダンスの分野でプロと名乗る人が増えたのはここ数年の話です。
多分オリンピック効果かと思いますが、まだ慣れてないからちょっと違和感があるんですよね。
プロダンサーって、ダンスを仕事にしているという状態かと思いますので、広義の意味で捉えれば僕もプロだし、エアロビクスのインストラクターもプロダンサーだし、幼稚園でお遊戯を教える先生もプロダンサーかもしれません。
ダンスを使って生活してますからね。
もうちょっと狭めるとしたらダンスだけで生活している人。
そうなると僕は外れるし、ダンスの先生でもたくさんレッスンを持っていないと当てはまりません。
この状態だと少しプロって感じがしますが、個人的にはダンスインストラクターと言った方がしっくりくるかな。
ゴルフでもツアープロとかレッスンプロとか分かれていて、レッスンプロはプロだけどインストラクター感が強いですよね。
さらにプロダンサーを詰めていくと、振り付けを作る、自分が舞台に出て報酬をもらう、大会の賞金や審査員での報酬をもらう、というものがあります。
この辺だけで生活している人はかなりプロ感がありますね。
ただ、振り付けを作る人は振付師、自分が舞台に出るとしてもアーティストの後ろで踊るならバックダンサーです。
どちらも紛れもなくプロダンサーだけど、ちょっと裏方な感じですね。
ということは完全にプロダンサーだという人って、自分が主役の公演をして稼いでいたり、大会の賞金で稼いでいるような人かな。
もちろんそういう人はレッスンも頼まれるし振り付けを頼まれたりもするので、混在した感じにはなると思いますが。
こうしてみるとちょっとダンスを仕事に使うという人から、自分の踊り自体に対価を得る人まで、幅広いプロダンサーがいますね。
名乗るのは自由だけど、自分の中でここがプロダンサーだなっていう個人的な定義があるので、自分の考え方と違うと少し違和感を感じてしまうかも。