【ダンス】意外と大事な逆への意識 No.1415

この前トレーナーをしている友達が習慣的にランニングをしていると言っていて、僕は走るの苦手だな〜って話をしていたら、「ダンスする人って足を速く動かせるから走るの速そうだよね」と言われました。

 

確かに見た感じ足を速く動かすのはダンスでできるようになる気がしますが、体を移動させるとなると違う能力なんですよね。

ダンスでは多少移動もするけどほぼその場で動きます。

体の質量を遠くまで速く移動させる必要はなく、その場で体の一部だけを動かせればいいから意外と筋力いらないんですよね。

 

そんな話をしていてふと思ったんですが、走ったりするような移動動作って、前に進むなら体をどんどん前に動かしていきますよね。

それに対してその場で踊るときって、足を前に出すなら残りの体を後ろに引くように使います。

 

同じように右手を右に出すなら体は左に引く。

 

胸を前に出すなら残りは後ろに引く。

 

何かの動作に対して逆方向の力が働くことで動作が成り立ちます。

 

これはヨガもそうで、左右や前後、上下に引っ張り合うようにすることでポーズが安定しますよね。

ダンスではそれを動きながらやるので、少し処理が難しくなります。

 

踊ってる時は常に体のどこかを動かしていることになるわけですが、それに対して常に逆方向の力も使うと綺麗に動けるんですよね。

もちろん全てを意識していたら頭が追いつかないので、無意識にできるようになるまで基本の動きを反復して、それが染み付いたら応用動作でもある程度できるようになります。

うまくいかなかった動作があればそれをピックアップしてまた意識的に動かし、無意識化をしていく。

すると踊りの時に常に逆方向の力も生まれてくると思います。

 

どこか体を動かした時にベクトルをイメージして、それと反対のベクトルをどこかの部位で作る。

最初はどこをどうしたらいいかわからないかもしれませんが、上手いダンサーを見ればわかるかも。

 

ベクトルが片方だけだったり不釣り合いだと不恰好になりやすい。

逆ベクトルがしっかりあって強さが均等だと決まりやすい。

 

シンプルだけど極意だと思います。

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