最近ダンスレッスンのためにダンス動画をよく見るようになりました。
実はダンスやるのは好きなんですけど、見るのはあんまり好きじゃないので新たな習慣ですね。
もちろん見て楽しい時も全然あるんですけど、自分で踊った方が楽しい。
でも自分のスタイル以外を知るには人の踊りを見るしかないので勉強ということで。
そうやって色々見ていると最近のダンス業界は本当にレベルが上がったな〜って感じます。
単純にダンス人口が増えたこともありますが、短期間でレベルアップできるような環境になったことで歴が浅くても上手い人が多い。
上手い、すごい、カッコイイの3つが揃ってる人が増えましたね。
上手い、すごい、カッコイイっていうのは、僕が思う「勝つために必要な3大要素」で、だいぶ大雑把な表現ではありますが、ほとんどの勝ち続けている人が持ち合わせている要素ですね。
今ってレッスンを受けて始める人が多いし、部活やサークルも盛んだからそこでもダンスを教わるケースが多いです。
だから効率よく動きを習得できたり、勝つために必要なことを優先的に抑えたりもするはず。
実際うちのレッスンでも「勝つために」ってことを中心に教えてます。
その結果昔よりも早く上達して「上手い、すごい、カッコイイ」を手にしているのかと思います。
しかし勝つために必要なことを早く手に入れようと思うと、ある程度似たような練習内容になってきたりして、踊りも少し似てしまう可能性があります。
みんなハイレベルだけど、どこか似たようなスタイルが多い。
良いことでもあるけど寂しい感じ。
逆に昔はわけわかんない人がたくさんいました。
ジャンプして膝から落ちるとか、倒立から手を離して頭で落ちるとか、バトル中に壁を登って上から降ってくるとか、踊りの最中に何故か服を全部脱いじゃう人とか。
そこまで極端じゃなくても何かを突き詰めていった結果、万人がカッコイイと思う形とはかけ離れていくケースがよくありました。
昔は誰かに習ってる人もほとんどいなくて、自分の好きなようにやってたからそれでも良かったですよね。
勝ちたければ勝てるスタイルを模索していくけど、自分を曲げてまで人の評価を気にしないっていう人も多かったかな。
その中の勝てるスタイルになっていった人や、自分を貫きつつも勝てるくらい突き抜けた人が今教えてるので、今の若い人たちは勝てるスタイルに向かっていくんですかね。
勝てた方が楽しいし、どうせ同じく努力するなら報われてほしいと思いますが、変なこだわりを貫き通すのも良いですよね。
令和の時代にまたイカれたスタイルがまた生まれてくるのを楽しみにしようと思います。