【ダンス】止まるところは止まってしまうところ No.1403

今日はダンスの話でちょっとマニアックかもしれません。

 

ダンスの中でもブレイクダンス特有のもので、フリーズというのがあります。

片手で倒立をするジョーダンや、両手で体を支えるチェアが有名ですね。

 

フリーズって基本的には最後の決め技という位置付けです。

速いスピードでステップを踏んでいたり、回転技をしているところからピタッと止まる感じ。

そして止まる時はやっぱりブレたりしないでガチッと止まった方がかっこいいです。

 

フリーズの形を覚えたばかりだとガチッとは止まりきれない事が多いんですが、この前のレッスンで集中的にフリーズについてレクチャーしたら結構変化がありました。

ブレイクダンスのフリーズ以外にも、他のダンスのポージングにも使えるかもしれないので、重要なポイントだけ書いておこうかと思います。

 

【可動域を使い切る】

細かいやり方はフリーズの種類によって変わってしまいますが、原則として「可動域を使い切る」というのが重要になります。

例えばストレッチの前屈ってありますよね。

体の柔らかさには個人差があるので形は人によって変わると思いますが、「自分の限界まで深く前屈したらそれ以上深くはできない」というのは誰でも共通。

だから前屈可動域の最大まで使い切ると確実に止まれます。

 

逆に中途半端な深さで止まれと言われると少し難しくなります。

それ以上前にも後ろにも行けてしまうからフラフラしやすい。

 

他にも捻る、縮む、伸びる、反るなど、いろんな方向がありますが最大可動域にいくと全部止まります。

だから基本は可動域を使い切って止まってしまうところで止まりましょうってことになります。

 

【押し合い、引き合い】

でもポーズによっては前屈し切ったり後屈し切ったりしない形で止まりたいってこともあると思います。

そんな時はちょっと高度なテクニックになりますが「押し合い、引き合い」が使えます。

 

例えば右手だけ上に上げたポーズがあったとします。

「せんせー、質問です」の形。

 

その時右手は上に限界まで伸ばします、そして左肩は下に下げて引っ張り合います。

そうすることで上半身がカチッと止まります。

 

同じように手を肩に当てたポーズとかの場合、上半身と手を押し合うことで止まります。

 

ちなみに下半身は両足を開いてるなら外側に引っ張り合う感じ、閉じてるなら押し合う感じが止まりやすいかも。

 

ということで、

全身をこれ以上いけないところまで押すとか引っ張るとかすることで止まってしまうわけですね。

そして100%の力でそれをやることでよりしっかりと止まれるはずです。

ヨガでは力を入れすぎていた場合呼吸が浅くなるので、力を少し抜くサインですが、強いポージングやブレイキンのフリーズの場合は息が止まるくらい固めるのがいいですね。

 

 

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