BBOY(ブレイクダンサー)ってちょっと独特なファッションの人が多いです。
普通にオシャレだな〜って人も少数いるけど、動きやすそう系かクセ強い系が多いかな。
例えばパーカーのフードをかぶってずっと紐を閉めてるとか、学校のジャージかな?って感じの上下ジャージだったり。
中には動きやすさのみを考えて適当に選んでるという人もいるけど、決して無頓着な訳じゃなくて独特のこだわりって人が多い。
長野のBBOYにも頭に常にタオルを巻いている人がいて、そのタオルも普通の白い汗拭きタオルなんですよね。
オシャレのために被ってる感じではなさそうなやつ。
特にそれについて触れることもなかったんですが、先日理由を聞く機会がありました。
その人って農家で、農作業の時にいつも頭にタオルを巻いてるらしいんですよね。
そういったバックグラウンドを表現するためにつけてるんだとか。
なるほどな〜って感じ。
ダンスってある意味魅せるものだからカッコいい衣装を着るっていうのが考えの一つとしてありますよね。
ショーの側面。
それとパフォーマンスを高めるために動きやすい機能性で選ぶこともあります。
アスリートの側面。
でも自分を表現するという意味で、見た目でも機能性でもなくメッセージ性で選ぶということもあります。
カルチャーの側面。
これってファッションだけじゃなくて動きや態度にも影響していて、攻撃的な人もいれば楽しそうな人もいるし、黙々と踊る人もいます。
ショーとしてやスポーツとして見るだけでなく、その人の生き方としての一貫性がカッコいいって文化があるな〜って思います。
もちろん踊りの良さで勝敗は決まりますが、BBOYのカッコよさってもうちょっと広い見方をするんですよね。
僕はどうかと言うと、健康のための運動指導をしたり、ヨガやダンスを楽しんだりするっていう職業。
争いを好まない性格。
そんな自分だと相手を下げたり煽るような闘い方よりも、相手が踊りやすいように盛り上げたくなるし、格好もヨガやフィットネスのように動きやすくて可動域が広げられる衣装を好みます。
踊りにもヨガの形や滑らかなフローを取り入れていたり、ダンスエクササイズで使うようなステップを取り入れたりもしています。
せっかく自由度の高い競技をやってるので、自分を惜しみなく表現できると楽しいですよね。
動きも態度もファッションも、自分という人間がどういう人間か考えて作り上げていくといいんじゃないかな。