今日は自分流の動きの作り方について。
色んな技を覚えていって上達してくると、今度は自分らしく踊るためのオリジナル動作がもっとダンスを楽しくしてくれます。
とは言えいきなりゼロから何かを作り出すのは意外と難しいかも。
今回はよく使われる発想法の、「縛り」について。
縛りっていうとトランプの大富豪とかで使われる言葉にも「縛り」がありますますよね。
スペードのカードで終わった人の後にスペードのカードでまた終わったら、次の人はスペード以外のカードを使えない。
スペード縛りになってしまうというような状況です。
そんな風に「それを使わなきゃいけない」だったり、「それを使ってはいけない」という縛りをダンス動作にも課すのが今回の発想法です。
例えばランニングマンっていう有名なステップがありますが、それを何かの縛りで変化させてみると新しい動きになるかも。
・一定のリズムで動いていたところを3拍子のリズムで動く
・左足は地面につかない
・2度と同じ位置に足をつかないようにする
などなど、「この縛りじゃ元々のステップが成り立たないでしょ」というハードな縛りであるほど新しい動きになりやすいです。(元の動きができませんからね)
ランニングマンで言えば「左足を地面につかない」なんて絶対違う動きになっちゃいますね。
ブレイクダンスの技で言えば片手にする、膝をつく、右足を掴む、など、もっと多彩な縛りがあります。
物理的なもの以外にも、犬、サッカー、数学、椅子とか、なんでもいいから適当に表現してみたら新しくなるかも。
オリジナルの動きって、正直言ってカッコよく踊るためには必要ないです。
既存のステップはカッコいいから多くの人が使っていて長年生き残っているし、人が作って評価されている振り付けを真似すればカッコいいことが保証されています。
オリジナルの動きってその逆をやってるので、むしろカッコ悪くなるリスク満載です。
だけど自分のオリジナルって何者にも変え難い愛着が湧くし、自分のオリジナルが既存のもののように評価されたら嬉しいですよね。
カッコ悪くなるリスクを持ちながら、めちゃくちゃカッコ良くなる可能性を秘めている。
ハイリスクハイリターンな分野なので、やりたい人だけやればいいですが、個人的にはダンスの一番楽しいところかも。