運動は脳にいいよねって話を続けていますが、今回は創造性についてです。
何かアイディアを思いついたりして新しいものを作るときに必要なのが創造性ですよね。
色んな分野で天才と呼ばれる人達が持っていた創造性、これは才能の面もあるかも知れないけど、運動である程度獲得できるのかもしれません。
そういえば音楽家、画家、哲学者、科学者など、歴史上の偉人って散歩の習慣がある人が多いんですよね。
音楽家のベートーベンさんとか、科学者のニュートンさんとか、作家の村上春樹さんとか。
もしかしたら何か関係があるのかも。
【発散的思考と収束的思考】
そもそも創造性というのを測る時には二つの指標があるようです。
・発散的思考力→思考を広げていく力
・収束的思考力→色んな要素から結論を導く力
この二つを使って今までにはない新しい何かを作るんですね。
ちなみに発散的思考力を測る方法は、一つの物に対して色んな使い方を考えるテストです。
例えばレンガの使い方をどんどん出していって、数が多ければ高得点。
家を建てる、重りにする、攻撃に使う、とかね。
収束的思考力を測る場合は、いくつかの物を出して、その共通点を答えます。
「豚骨ラーメン、明太子、もつ鍋」→福岡
みたいな。
で、運動することで発散的思考力の方が向上するそうです。
どんどん思考を拡げることができるようになる。
でも収束的思考力は変化なしだそうです。
だからどんどんアイディを出してくことができるようになって、いいアイディアの候補が出せるようになるけど、その中から選ぶのは結局大変って感じかな。
最終的には大変とは言え、いい結論を導くには多くの選択肢があった方がいい傾向にあるので、これは使えそうですね。
【創造性も疲れすぎると良くない】
記憶力の時もそうでしたが、創造性においても激しすぎる運動は逆効果になります。
脳への血流が減って筋肉に血がいきますからね。
そして創造性や記憶力の上昇は運動後数時間なので、こまめに軽いジョギングや早歩きをすると効果的です。(長期的には運動後の数時間だけでなく、常時向上するらしい)