今日は運動脳のお話です。
運動しないとストレスに弱くなって記憶力が落ちるかもっていう話は前にしましたが、今回は記憶力の向上ですね。
【実験結果について】
まず運動と記憶力の関係について調べた研究について、
詳しい実験内容は書かれていませんでしたが、いくつか実験で示されていました。
・運動をした方が単語の暗記力が向上した
・運動した方がテニスの動作が上達した
・運動した方がゲームの技術が向上した
というように単純な暗記力だけでなく動作についての記憶も向上したという結果になりました。
メリットたくさんですね。
そして記憶に関わる部位である海馬にも直接影響があったようです。
基本的に海馬の細胞は年々10万個(全体の1%)ほど減っていくものらしいく、記憶に関しては衰えていくのが基本です。
だけど運動を取り入れたグループは1年で2%ほど増加が見られたという結果に。
その後も増え続けるのか、平行線にキープできるのか、最初だけ増えて減っていくのか、長期的な結果は書いてありませんでしたが、とりあえず短期的な効果はあるみたい。
そんな海馬の増加や活性化が記憶力の向上に関わっているというお話ですね。
【運動しながらも効果的】
ちなみに習慣的な運動だけでなく、軽い運動をしながら、あるいは軽い運動をしてから暗記や動作の習得をすると効果が高いようです。
運動によって海馬への血流が増えるということで。
なのでお勉強のためにはカフェに行くんじゃなくてジムに行くのが良いんでしょうね。
バイクマシンを漕ぎながら暗記科目に取り組むのがオススメ。
ただ激しい運動の場合は筋肉に血流が集中してしまうので、脳への血流量が減り記憶に悪影響です。
心拍数は上がった方がいいけど勉強に集中できるくらいでやるのがいいよね。
そのうちジムに勉強しにくる人が増えるかも。