今日も運動と脳に関しての話ですが、今回は雑学的な感じかな。
よくマラソンとかをしている人が感じるランナーズハイについてです。
まずランナーズハイって言うのは、長時間走っていると体がキツくなってくるのに、一定のラインを超えてからは苦痛が減ってむしろ気持ち良くなると言うやつです。
すごいですよね。
走るのはやめてないのに心地いい気分になり、痛みや苦しさを感じなくなる。
これによって過酷なレースでも走り切れたりするんだとか。
【何が起きているのか】
で、そのランナーズハイの状態というのは脳内でホルモンが働いているようです。
一般的にも最近はメジャーなエンドルフィンと、内因性カンナビノイド、この二つが働いた結果らしい。
これ、脳から出てくるんで人の体に標準装備なんですが、エンドルフィンはモルヒネと同じような効果、カンナビノイドは大麻と同じような効果があるらしいです。(痛みがなくなるとか、快感を感じるとか)
脳内麻薬ってよく言いますが、そもそも体内にこういうホルモンがあるから、それに似た大麻やモルヒネが人体に影響を与えるということらしい。
そう言えばHIPHOPに関わる人って薬物中毒が結構多いんですけど、ダンサー、特にBBOYは割合が少ない傾向にあります。
めちゃくちゃ体を動して脳内で麻薬が出るからかなw
【どうやったらなるのか】
ランナーズハイは走り続けるとなる可能性があるわけですが、基本的に45分以上走らないと起きないらしく、しかも結構辛いレベルの時です。
長時間ハードな運動を続けなければいけないので、なかなか経験することもできないですよね。
考えてみたら、僕がやってるエクササイズのプログラムも、長い時間運動はしますが、途中で休憩を挟みながらやるし、常時ハードじゃなくて緩い箇所もあったりします。
だからフィットネスプログラムでランナーズハイ状態になるのは相当難しいかも。
ハードに1時間くらい動き続けるとなれば、自分でやるならいいけどレッスンでは安全面を考えたらできないですしね。
ただ、ランナーズハイっていうほどにはならなくても、エンドルフィンや内因性カンナビノイドは分泌されるらしいので、気持ち良くはなれるはず。
もしハイになるほど追い込みをしてみたい場合は、個別に依頼いただければできるかもw