運動をするとストレスに強くなるという話を前回しましたが、軽いストレスじゃなく激しいストレスにおいても大きな効果があるらしく、今日はパニック発作と運動の関連に関してのお話です。
ストレスを受けると心拍数が上がるってことは話しましたが、それがあまりに強い場合はパニックを起こしてしまうことがあります。
そういう症状が出る人は多くはないかもしれませんが、以前仕事で行っていた施設では結構そういう方がいたので、もうちょっと継続して力になれればよかったかもな〜
なかなか目に見える成果を出せなかった気がします。
体の操作やリズム運動、心拍数の上昇、色んなことを詰め込みすぎて薄くなっちゃったかな。
で、今回のパニック発作に関しては結構心拍数を上げる運動が効果的とされています。
最大酸素摂取量も70%という言い方で書かれていましたが、まぁ、限界の7割くらい心拍数が上がればOKってことですね。
多分なかなか苦しい、会話しながらできないくらいの強度かな。
そしてこれを証明した実験がなかなか怖い。
まず被験者全員にパニックを起こす薬を飲んでもらいます。
もう最初からヤバいでしょ。
ただの毒やん。
で、みんな心拍数が上がったり、色々な変化が起きるんですが、パニックを起こしたのは12名中6名。
そんな死ぬ思いをした人に、今度はハードな運動をさせます。
さっきの70%強度運動ですね。
その後また毒、いや薬を飲んでもらいます。
さっきパニック起こした人達はよく飲んだよね。
その結果、パニックを起こしたのは1名だけになったので、運動には効果があるんじゃないかというお話。
いや、その一人めっちゃ災難。
薬でパニック→ハードに運動→薬でパニック。
地獄の実験やん。
でも2回目のパニックは少し軽かったということだったので、それも効果ありということでした。
今回は薬で強制的にその状況を作り出していて特殊ですが、不安になりやすい人はハードな運動を少しやってみるのもいいかもですね。
そして個人的に思ったのは、「心拍数が上がるけど爽快な経験」というのがストレスへの抵抗力を強めるのなら、絶叫マシーンとかはどうなんでしょうね。
友達同士で叫びながら楽しめば、心拍数が上がるけど爽快な経験ができるかも。
ディズニー→USJ→富士急→バンジー→スカイダイビング
という風にだんだんヤバくしていけばかなり強い心臓になりそうですよね。
まぁ僕は怖いの嫌なんで運動しますけど。