【運動脳】ストレスで記憶力が落ちる① No.1400

今日も運動脳について。

運動すると頭が良くなるっていう話を前回しましたが、逆に運動しないと頭が悪くなるかもしれません。

というのも、ストレスによって記憶力が落ちるって話と、運動によってストレスが軽減されるって話があるんですよね。

 

【ストレス反応の流れ】

まずはストレスが発生した時に体がどうなるのかっていう話から。

 

近くのコンビニまで歩いて行ってる途中で、動物園から逃げてきたトラさんに出会ったとしましょうか。

ムツゴロウさんでなければ恐怖を感じるはず。

 

脳内では色んな経緯で「やばい」っていう指令が出されて副腎からコルチゾールっていうホルモンが出ます。

コルチゾールによって、体はやばい状態だということに気がついて心拍数が上がります。

心拍数が上がることで血流が促進され、体の中の大きな筋肉へ血液が集まります。

大きな筋肉というのは、太ももとか、体幹とか腕とか、パワーを出せる場所で、「ダッシュで逃げる」or「戦って倒す」の準備がされるわけですね。

 

トラ→怖い→ストレス→やばい→コルチゾール→戦闘体勢

という構図ですね。

 

そしてそのストレスが取り除かれれば体は元に戻るんですけど、しばらく続いた場合は扁桃体という部分が警報を出し続けます。

火災報知器みたいのがあって、ストレスを感じている間はずっとない続ける。

なり続けているうちはコルチゾールが出続ける。

ずっと戦闘体勢。

 

今回のようにトラさんだった場合は、

1、ダッシュで逃げて危険回避

2、戦って勝って危険回避

3、食べられちゃう

というケースがあると思いますが、なんとか1か2になった場合は体に平和が訪れます。

 

でも普段感じるストレスは意外と長引きやすいと言われます。

人間関係とか、未来の不安とか、なかなか解決しない問題。

 

すると警報がなかなか鳴り止まないので、体は戦闘体勢が続いてしまうんだとか。

 

じゃあそれがどう困るの?って話は次回。

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